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メディアレップとは?
インターネット広告の仕事に接していると、
インターネット広告の販売会社として「メディアレップ」という立場の会社が存在していることに気が付きます。
メディアレップとは広告代理店と何が違うのでしょうか?
それぞれの違いについて説明いたします。
広告代理店とは?
広告代理店は、広告の関わる仕事全般を扱います。
企業の『マーケティング活動』から『マスメディアを中心とする広告媒体の買い付け』まで幅広い業務を担当します。
サンプリングなどのSP展開からインターネット広告まで【広告に関すること】は何でもするのが広告代理店です。
メディアテップとは?
メディアレップは、インターネット広告専門の広告代理店です。
広告代理店のように幅広い業務を担当することはありません。
インターネットの広告枠を管理し、その枠を広告代理店を中心に広告主にも提案をします。
インターネットの運営会社(メディア側)と広告代理店の間に入って、業務を円滑にすることが大きな役割です。
なぜ、メディアレップが登場したのか?
インターネット広告は専門用語も多く非常に複雑です。
通常の広告媒体のメニューと比較した場合、メニューの多さと更新頻度の多さは比較になりません。
既存のメディアの広告媒体メニューは1年~数年に1回程度しか変更になりません。
一方で、インターネット広告の場合は3カ月のような短期間で広告メニューが変更になるのが普通です。
このような複雑な媒体を広告代理店が把握することは不可能です。
メディアレップは、インターネットのプロフェッショナルとして複雑なインターネット広告の世界を管理しているのです。
売上を順調に伸ばすメディアレップ
インターネット広告の普及に伴い、メディアレップは急激に売り上げを伸ばしています。
広告代理店のランキングの上位にも多くの会社が登場するようになりました。今後も広告代理店のランキングの上位の多くを占めていく可能性があります。
また、大手広告代理店は、出資をして自社のメディアレップをかかえています。
- 電通とソフトバンクの合併会社「サイバー・コミュニケーションズ(CCI)」
- 博報堂とADK(アサツーディ・ケイが出資した「デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)」
が有名なメディアレップです。
メディアレップとはインターネットに特化した会社。と考えればいいでしょう。
雑誌の世界にもあるメディアレップ
メディアレップとはインターネットの業務を中心にと説明しましたが、
厳密には、小学館メディアプロモーションという会社も、一ツ橋メディア・レップという社名で小学館の雑誌広告の窓口として機能していました。
『レップ』と呼ばれていました。
小学館の広告部だけでは処理できない仕事をコントロールする機能を有していました。
このように、メディアレップは独自の立場を築いているのが特徴です。
専門知識とノウハウを有するメディアレップが存在することで、広告代理店もクライアント(広告主)も効率的に業務を遂行することが可能になっているのです。
メディアレップと同様に使用されるハウスエージェンシーとは何か?もご覧ください