日本の広告費2015年度版

   2017/06/18

日本の広告費2015年度版が発表されました!

 

2015年 日本の広告費

2009年(リーマンショックの翌年)に日本の広告費は目安となる6兆円台を割り込みました。2014年度に6兆円台に戻したことで2015年度の推移を注目していましたが、2015年も6兆円台を維持しています。前年100.3%で金額としては約200億円のプラスとなりました。2012年からは4年連続のプラス成長になっています。インターネット広告単体で1千億円以上のプラス成長となっています。

2014年度版として昨年度日本の広告費10年間を比較させていただきましたが、下記よりご覧いただけます。

日本の広告費は10年間でどのように推移したか?

昨年度版に2015年度追加して11年間(2005年~2015年度の表を作成しましたのでダウンロードしてご覧下さい。

日本の広告費2005年~2015年比較

 

■2015年度日本の広告費の概要

2014年度比でプラスとなった広告媒体は、インターネット広告、衛星メディア関連、屋外広告、POP、映像・展示関連の5ジャンルです。マスメディアの4媒体(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)は全てマイナス成長となっています。広告費総額に占めるマスメディアの割合が44%台にまで下がり、インターネット広告の影響力が次第に大きくなってきています。

2015年度でインターネット広告費はマスメディア4媒体の広告費に対して42%にまで上昇しています。テレビ広告費単体と比較しても64%にまで上昇しています(5年前の2010年は44%)テレビを除く3媒体と比較するとインターネット広告費は123.6%にまで規模が大きくなっています。テレビ広告に次ぐ規模にまで成長したインターネット広告がテレビ広告を抜く日は遠い未来ではないかもしれません。

 

■広告媒体別に検証

 

①テレビ広告

地上波は前年比98.5%と4年ぶりのマイナス。今年度はフジテレビの不調が話題となり業界の厳しい状態が伝えられますが、広告費全体に占める割合は30%を維持。テレビ広告の影響力の強さに変わりはありません。

 

②新聞広告

新聞広告費はマイナス傾向に歯止めが掛かる兆しはありません。今年度も前年比93.8%となり、金額としては-378億円と各メディアを通じて最も大きなマイナスとなっています。押し紙問題も全くクリアできていない為に、新聞の実売部数は今後も大きく減り続けます。吸収合併などの業界の大きな動きが近い将来にあるかもしれません。

③雑誌広告

長期間のマイナス成長に歯止めが掛かっていませんが、マイナス幅は近年小さくなってきています。早急なデジタル化対策が待たれます。

 

④ラジオ広告

ラジオ広告も長期のマイナス傾向にはありますが、マイナス幅は小さくなっています。ラジコの普及や聞きづらいAMラジオがFMで聞けるようになったり(ワイドFM)と明るい材料がありますので、今後はマイナス成長は止まることが予想されます。

 

⑤インターネット広告

1兆1千億円台に突入しました。2016年度は1兆2千万台は確実です。新聞広告(5679億円)との差は2倍以上にまで開きました。インターネット市場の成長の要因は多々ありますが、注目すべきはスマートフォンの普及と動画の成長です。この分野に今後も大きなビジネスチャンスがあるのは間違いありません

 

⑥その他

スマートフォンの普及により、展示・映像関連の市場は成長する可能性はあります。
SNSの普及によりOtoO(オンラインからオフライン)と親和性の高いイベント系もアイデア次第では大きなビジネスチャンスがあります(インタラクティブ・メディア

日本の広告業界をリードする電通単体の売上も比較していますので是非ご覧下さい。

電通売上2005年から2015年

 

※最新!2016年度日本の広告費を検証しました

 

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