広告代理店の仕事内容(主要職種別)

   2017/06/14

広告代理店の仕事内容とは

広告代理店に就職希望の学生の方、広告代理店に転職したい社会人の方の多くは、広告代理店の仕事内容を詳しく理解出来ていません。広告代理店の仕事は直接生活者が手に触れたり体験することがないので、 経験者以外では理解が難しいのが現実です。

広告の仕事は多くの関係者の協力で完成します。1つの広告が世の中に出る為には、多くの方の協力してが必要です。

広告代理店の大手や中小の会社規模による違いは別途紹介させていただいていますので、今回は広告業界の代表的な職種について紹介いたします。クリエイティブの必要がない中小レベルの広告代理店では存在しない職種もありますが、必要な知識ですので参考にしてください。

 

広告営業

広告営業

広告主と広告代理店の接点となるのが広告営業の仕事です。広告代理店で1番ニーズが多く人数が多いのが広告営業職です。インターネットが普及しても、広告の仕事の中心は“人”です。会社の規模に関係なく、大手広告代理店から中小の広告代理店まで必ず必要な仕事です。優秀な広告マンは売り手市場といえるでしょう。

広告営業に大切なことは、

「広告主や生活者の立場になって考える」
「広告主の課題を見つけ出し解決策を構築するアイデア力と人脈」
(人脈の築けない人は100%成功できません)
「1つの物事から、その裏まで汲み取る能力」・・・・・
(何でそううなったのか?裏で何が動いていたのか?)
「日頃の世の中の出来事に関心を持つ」

広告の営業職の方は、世の中の現象に対して絶えず疑問を持つ姿勢が非常に大事です。「なぜ、この商品は生活者の心をつかんだのか?」「なぜ、この街は注目されているのか?」「なぜ、このお店は行列になっているのか」など、世の中の動きを漠然と眺めるのではなく、絶えず「なぜ?」という視線で、ビジネスチャンスを創造する習慣が大事です。
広告の営業は“単価いくら”でモノを販売する営業とは180度異なります。固定概念を無くして柔軟に365日考え続けることが重要です。また、「広告主だけでなく社内に対するコミュニケーション能力」「 広告に携わるスタッフをまとめる能力」も求められます。良い広告を作り上げる為のバックアップ体制を構築する社内に対する営業能力も非常に重要です。

 

向いている性格:

仕事を仕切るのが好き(段取り君タイプ)
人とのコミュニケーションが苦痛でない
ある程度鈍感(鈍感さが武器になる場合があります)
簡単に落ちこまない(一々落ち込んでいたら広告代理店の仕事はできません)
体力がある(不健康でない)
流行りの事に興味がある
清潔感がある(不潔な人にクリエイティブな広告の仕事は依頼されません。結構重要です)・・・・・


メディアプランナー

メディアプランナー

テレビ局・新聞社・雑誌社・ラジオ局などの媒体社(広告スペースを販売している会社)と交渉をして、広告媒体のプランニングをするのがメディアプランナーです。通常は広告代理店のメディア部(媒体部)に所属します。
営業が入手した広告主の課題を解決する為に、媒体社と折衝して広告主に最適な広告プランを考えます。媒体社との信頼関係を構築できる人格が必要です。
仕事ができないと判断した人を媒体部に配属する広告代理店が多くありますが、その判断は間違っています。
媒体社との窓口は非常に大事です。優良な媒体情報の入手や媒体社の協力を得られる広告代理店は、広告主から信頼を得られます。
従来型のアナログ広告に効果がなくなり、クロスメディア発想のできる人材が求められてきていますので、媒体部に優秀な人材を配置する人事は非常に重要です。私が経営者であれば媒体部に優秀な人物を配置します。

また、メディアプランナーは、媒体社からの情報を広告主に提案できるように構成して、営業に提案する積極的な営業感覚も必要です。受身だけでは媒体社からも営業からも信頼は得られません。
一見花形の営業ではないので、嫌う方も多くいますが、 媒体のスペシャリストになるチャンスであり、媒体社との人脈も構築できる仕事です。積極的に携わるようにすることをオススメします。

 

向いている性格:

気遣いができる
バランス感覚がある
仕事上の貸し借りを理解できる(非常に大事!)
物事に対してプラスアルファの感覚がある
物事を組み合わせる能力がある
資料を整理することが得意
企画書など資料の作成能力がある・・・・・

 

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プランナー

プランナー

 
広告代理店の中心的な役割を担うのがプランナーです。広告主のニーズを実現する為のプラン全体を統括しますので、 広告の仕事全てに精通している必要があります。広告以外の幅広い知識も必要です。メディアプランナーは特定の媒体に対するスペシャリストが求められますが、プランナーはマーケティング全体の知識が必要です。また、プレゼン時には営業に変わってプレゼンをする機会が多いので、プレゼン能力も求められます。まさに広告代理店の命運を握る存在です。

向いている性格:

物事を組み合わせる能力がある(構成力)
仕事にメリハリがある
集中力が人並み以上
1つのことに没頭できる
世の中の出来事に興味がある
知識を得ることに積極的である
プレゼン能力がある
人をまとめる能力がある
徹夜が苦痛でない・・・・・

 

コピーライター

コピーライター

糸井重里さん、仲畑貴志さんなどで有名な仕事です。有名人も多く、憧れる方が多い職種です。新商品やサービスのキャッチコピーなどを考えるのが主な仕事です。インパクトがあり生活者の注目を集めるコピーを考えます。キャッチフレーズの善し悪しは売上に直結しますので役割は非常に重要です。
インターネットの普及によるEC市場が成長に伴いコピーライターのニーズは年々高まってます。インターネットの知識があれば起業・独立して成功できる可能性は充分にある仕事です。

向いている性格:

プランナーと同様
いつも余裕を持てるような生活を過ごせる
自分に自信を持てる(自信がないとコピーの発表などできません)
職人気質がある
遊び心がある。・・・

 

アートディレクター

アートディレクター

広告のビジュアルを管理(統括)する仕事です。コピーライターや デザイナーを含めた全体のスケジュール管理なども仕事の範疇に入ります。全体のスケジュールと合わせて、撮影場所の確定や起用するモデルのオーディション、カメラマンの手配などCM制作全般を仕切る能力が求められます。

向いている性格:

イベントの仕事に興味がある
仕切るのが好き
芸術系の仕事が好き・・・・・


デザイナー

 

デザイナー

広告のデザインを担当します。生活者の目にダイレクトに触れる仕事です。デザインを専門に勉強をされてから就職を希望される方が普通です。アートディレクターを支える立場です。コピーライター同様にインターネットの知識があれば起業・独立して成功できる可能性は高い職種だと思います。

向いている性格:

文字通りデザインが好き
集中力がある
流行に敏感
学生時代に美術系の学部や大学に通学していた・・・・・

 

CMプランナー

CMプランナー

CMの企画構成を考えます。自分の考えたプランがどれだけ優れているか!自分の案をしっかりと表現して伝えるプレゼン能力も必要です。社内に対しても広告主に対してもプレゼン能力が求められる仕事です。

向いている性格:

集中力がある
探究心がある
表現力がある
遊び心がある
世の中の些細なことに興味がある。・・・・・


プロデューサー

聞いたことの無い人はいないと思います。プロジェクトの総責任者です。プロジェクトの中では社長のような存在です。
企画の準備から完成まで全てを統括します。派手な仕事ですが、プロジェクト全体を管理する地味な管理能力も必要です。
予算の管理も必要となりますので、クリエイティブ能力だけでなく金銭感覚も重要です。スタッフに対するメリハリのある心使いも大事です。社外の信頼が置ける協力者をどれだけ知っているのか?社外に対する影響力も大事になってきます。

向いている性格:

制作することが好き
下積み時代を耐えられる
交渉能力がある
金銭感覚がある
親分肌である。・・・・・

簡単にですが、広告業界の中心的な職種を紹介させていただきました。広告の仕事は非常にハードです。仕事のボリュームが年間を通じて平均していることはありません。
仕事が集中すると残業や休日出勤は当たり前です。プレゼンの前夜などは徹夜も普通です。考える能力だけでなく健康管理も重要です。また、若い時に多くの経験を積むことも重要です。その場は辛いですが、自ら進んで苦労をして失敗をして、その経験を次回以降に活かして行くような“図太さ”も必要です。優秀な方の多くは、若い時に大きな失敗をしています。「何でも屋」「便利屋」的な仕事も発生しますので、幅広い分野に対する貪欲さも必要です。

様々な経験の積み重ねが広告主からの信頼につながります。中途半端な広告マンは他業種では勤まりませんが、優秀な広告マンはどの業種でも活躍できるレベルにまで成長できます。

 

広告代理店のビジネスの基本的な仕組みはこちら!

 

 

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