広告代理店の種類

   2017/01/09

広告代理店の種類

広告を事業として取り組んでいる会社には多くの種類があります。広告代理店だけでなく、リクルートや大手印刷会社も広告事業に取り組んでいます。広告代理店にも外資系や親会社の広告部門を担当するハウスエージェンシー、PRを中心とするPR会社、イベント業務を中心とする会社など様々な会社が存在します。

広告代理店:

一般的な広告枠の販売をしている会社が広告代理店です。マスメディアの広告枠を中心に様々な広告枠の販売をビジネスモデルとしている会社です。広告主と媒体社(テレビ局や新聞社など広告枠を管理している会社)の仲介をして広告代理店マージンを主な利益としています。

広告会社:

広告の枠を販売するだけでなく、マーケティングやクリエイティブなどの機能を有する会社を、一般的には“広告会社”と表現します。広告代理店+コンサルティング機能というイメージです。モノ余りの時代になり、消費意欲が減少している時代において、従来の広告だけでは効果がなくなってきています。広告枠の販売だけでなく広告主の課題解決の機能まで有する広告代理店を“広告会社”と表現をしています。広告代理店は無くなるが、広告会社は無くならない。と言われる所以はここにあります。

総合広告代理店(総合広告会社)

ある特定の広告分野だけでなく、広告やマーケティング全般に通じる機能を有するのが総合広告代理店(総合広告会社)です。新商品の計画の段階から広告主側に参画し、最終の成果報告の作成まで協力関係を維持して作業します。
マーケティングデータなども企業と共有するレベルの会社です。総合広告代理店と表現する人も多くいますが、総合広告会社と言えます。このレベルは、電通、博報堂、アサツー・ディ・ケイのレベルにならないと対応はできません。大きな広告会社という感じです。

電通のホームページの事業領域を見ると下記のようになります。広告だけでなく、企業の全ての分野を事業領域としている感があります。

電通 企業説明

その他、広告会社の種類としては

外資系広告会社:

日本の広告会社と合併して設立されることが多くあります。I&S BBD、マッキャンエリクソン、グレイワールドワイド、ビーコンコミュニケーションズなどが有名です。外資の資本の会社です。外資の規定が適用されますので、歩合制が中心となり、リストラなども日本企業よりシビアです。能力のある方にはやりがいのある会社です。

ハウスエージェンシー

親会社の広告分野を事業の中心とする会社です。“ハウスエージェンシー”と呼ばれます。電鉄系、新聞系、企業系(広告主の傘下にて経営)などが有名です。ベースは、親会社の広告の仕事中心ですが、独立性もあり、親会社以外の仕事も実施するパターンが普通です。

主なハウスエージェンシーとしては

(企業の傘下としては)
・デルフィス(トヨタ自動車)
・JTBコミュニケーションズ(JTB)
・アイプラネット(三菱電機)
・ホンダコムテック(本田技研工業)
・NTTアド(NTTグループ)
・フロンテッジ(ソニー)
・電通アドギア(サントリー)

(電鉄系)
・JR東日本企画(JR東日本)
・JR西日本コミュニケーションズ(JR西日本)
・小田急エージェンシー(小田急電鉄)
・東急エージェンシー(東急電鉄)

(新聞系)
・朝日広告社(朝日新聞)
・読売エージェンシー(読売新聞社)
・ADEX/日本経済広告社(日本経済新聞社)
・中国新聞広告社(中国新聞社)

などが有名です。親会社の経営状態が良ければ比例してハウスエージェンシーの売上も良くなります。独立採算性の広告代理店と比較すると経営状態が安定していると言えます。

ハウスエージェンシーを傘下に持つ企業に広告を提案する場合、ハウスエージェンシーを通じて提案しなければならないことは非常に多くあります。親会社さえ安定していれば安定した仕事の発注はあります。

上記の様に広告会社と言っても、会社の在り方は様々です。
安定した将来が欲しい方はハウスエージェンシーや大手広告会社に就職する。海外志向がある方は外資系広告会社に就職する。などこれから広告業界で働く方は、自分の将来像をしっかりと決めてから広告代理店を選定をしましょう。

 

 

 


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