広告代理店はブラックか?

広告代理店は本当にブラック企業なのか?

電通問題で大きく注目されるようになった「広告代理店のブラック問題」

果たして、広告代理店はブラックなのか?説明いたします。

広告代理店 ブラック

 

結論から言うと、広告代理店全てがブラックではありません。労働時間も少なく、仕事が楽な広告代理店も存在しています。
しかし、広告業界全体としてはブラック系と表現するのが正しいでしょう。

広告代理店がブラックな理由は、下記2点によりやむを得ないと言えます。

  1. 広告代理店という仕事上の立場から
  2. 広告という仕事の内容から

広告代理店がブラックな理由

①広告代理店という仕事上の立場でのブラック

広告代理店というのは立場が非常に弱いです。
士農工商代理店と言われた時代もあります。

広告主に呼ばれたら、ゴルフから飲み会の全てに参加。当然費用も広告代理店負担が当たり前でした。
代理業という立場では断れないことが多々あります。

また、広告主が社内に提出する報告書の作成代行は当たり前です。
広告実施後の効果測定の資料作成なども大きな手間となります。残業なしに全ての仕事をこなすことは不可能です。

何でも手伝うことで存在意義を大きく発揮する広告代理店の仕事はハードでブラックと言われてもやむを得ない状況です。

 

広告の仕事からのブラック

広告の仕事は、広告代理店だけでなく、広告媒体を扱う媒体社(テレビ局や雑誌社)からクリエイティブを担当するデザイナー、カメラマン、コピーライターなど多くの方が参加して成立します。
このように多くの職種の方が参加する広告のビジネスモデルが仕事をハードにする大きな要因になっています。

デザイナー、カメラマン、コピーライターなどのクリエイティブの仕事をする方には、その人の仕事のリズムがあります。
夕方からの出社など珍しくありません。しかし、広告主は普通の企業ですので勤務時間は普通です。

すると、広告主と交渉をする広告代理店の営業の勤務時間は必然的に長時間労働になります。

また、プレザン前などは徹夜が美しいという風潮がまだ残っていますので、労働環境は他の業種よりはブラックになります。

大手広告代理店などは「体育会系」の風潮が根強く残っています。
上司のパワハラ発言も普通にあります。パワハラに関する教育制度がある業界でもありません。

会社の体制も一般企業と比較すると整備されていません。
残業は何時間までなど決め事を確定してしまうと、プレゼン時などは仕事になりません。
アバウトな雰囲気は広告業界の社風として全体に存在します。

残業の上限規制なども守っている社員は少数です。

近年の業界全体の不景気により、残業代、タクシー代なども大幅にカットされているのもブラックのイメージを 後押ししています。
ちなみに、電通の社員を経験した人の平均寿命は日本人の平均寿命よりかなり短い
というのは事実だと言われています。

電通を希望する方は相当の覚悟が必要です。

結論

広告代理店は、他の業種と比較するとブラック系です。
但し、広告の仕事が好きであれば、この環境ごとが好きなはずでありそれほど苦にはなりません。
つまり、テレビ局の徹夜の編集する姿を見てあこがれるような、不規則な業界の雰囲気が好きな人には向いています。

仕事の環境がブラックかどうかが就職や転職の判断基準として重要な方には、広告代理店での勤務は向いていません。

広告代理店は就職先として魅力的か? も参考にしてください。