ネットとグロスの違い

   2017/06/13

ネットとグロスの違いは広告代理店の基本です。

ネットとフロスの違いはしっかりと覚えておきましょう。
広告代理店に入社すると、ネットとグロスという言葉が頻繁に使用されていることに気が付きます。広告業界では当たり前の言葉ですので、ネットとグロスの違いについて新入社員に丁寧に説明するようなことはありません。結果、新入社員や中途採用の方だと中々馴染めずに苦労されてる方が多くいます。営業であれば毎日耳にする言葉で間違えると大変なことになります。

 

■ネットとグロスの違い

ネットは原価グロスは定価です。「これグロス?」「これネット?」は広告媒体の料金の打ち合わせでは100%出てきます。特に新入社員の時期には覚えられずに苦労する方が多くいます。ゴルフをした経験のある人であれば簡単に覚えられます。
ゴルフでの世界では、ハンデを引いた打数をネットと言います。余計な経費(マージン)を引いた正味がネットという感じで覚えるといいかもしれません。ネットの方がグロスより数値が小さくなります。

 

■ネットとグロスの使用例

広告媒体には定価設定があります。雑誌・新聞・交通広告などは媒体資料があり定価表記があります。この定価がグロスとなります。普通は広告代理店のマージンが20%程度含まれていますので、マージン20%を引いた金額がネットとなります。
定価が100万円の場合、マージンを20%と想定すると広告代理店のマージンは20万円です。この20万円と引いた金額の80万円が媒体社への支払金額となります。この媒体社への実際の支払金額80万円がネットとなります。

つまり、広告代理店から広告主への請求金額100万円がグロス、媒体社への支払金額80万円がネットとなります。これは基本ですので、しっかりと覚えておきましょう!

※広告代理店を中心に考えると、広告主への提案金額がグロス、媒体社への支払い金額がネットです。

 

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応用編

広告枠が空いている理由で、媒体社は値引き販売をすることがあります。原稿の締め切り寸前によくあります。すると、「定価100万円ですが50万でいいです」などと媒体社から広告代理店に提案があります。

この50万円は、
①「50万円を販売価格として販売してください」のグロスを意味しているのか?
②「通常80万円ネットですが50万円をネットにします」のネットのことを言っているのか?必ず確認が必要です。

①の場合はマージンが20%ですので、グロス50万で販売して媒体社への支払い金額がネットの40万円となります。
②の場合の媒体社の意向は「50万請求しますので、いくらで広告主に提案するかはお任せします」となりますのでネットは50万円です。この場合にグロスだと勝手に判断して50万で提案してしまうとマージンは0円になってしまいます。
②の場合は、いくらで提案するかは広告代理店の裁量となります。定価通り100万円で提案すればマージンは50万。60万円で提案すればマージンは10万円になります。

 

定価が無い広告媒体に注意

上記のように、広告の媒体料金は媒体社が広告代理店のマージンも含めた定価(グロス)を設定するのが通常ですが、例外があります。
それは屋外広告です(街中のビルの壁面や屋上)ビルの持ち主が媒体主となりますので、「年間で1000万払ってくれれば屋上売っていいよ」というように広告代理店に販売を任せます(ビルのオーナーが広告代理店のマージン設定まで考えることはありえません)多くの場合は屋外広告専門の会社に任せますので、ビルオーナー⇒屋外広告の会社⇒広告代理店⇒広告主と言う商流になります。すると、ネット1000万でスタートした価格が広告代理店が商流に入るごとに高価になっていきます。最終的に1000万でスタートしたネット金額が広告主の段階で2000万になるようなケースも多くあります。この場合は、広告代理店のネットは、屋外広告の会社への支払金額となります。

 

(まとめ)

グロスとネットは広告代理店の基本です。「この金額は、マージンが含まれたグロスなのか?マージンが含まれていないネットなのか?」を必ず確認する習慣を身につけましょう!

 

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