R25廃刊・・・

 無料なのに・・・R25廃刊・・・

駅のラックに無料で配布され一世を風靡した「R25」がWeb版を含め廃刊が決定しました。

「R25」は2004年に創刊されたフリーペーパーです。
電通とリクルートが中心となり、一時は60万部を超える発行部数を誇りました。駅のラックで大量に並んでいましたのであなたも一度は手にされた経験があると思います。短い通勤時間には丁度いいサイズ感でした。

この時は新しいビジネスモデルの登場だと実感したのを覚えています。

しかし、週刊でスタートしたあと、月2回、月1回と発行回数が減り続け、2015年9月に紙媒体は終了します。
同時に進行していた「WebR25」に統一してデジタル版の「R25」として同年10月より再スタートしましたが、
その後1年半、2017年4月28日で終了となりました。

 

■廃刊理由

廃刊理由に関しては、編集長より「力不足」だった。というコメントがありますが、実は数年前から兆候はありました。


■廃刊理由を検証

「R25」は無料であり、駅ラックという通勤時に気楽に手に取れる場所にあったにも関わらず、なぜ廃刊してしまったのか!
理由はフリーペーパーのビジネスモデルの難しさです

①フリーペーパーは配布場所がポイント!大量の駅ラックをキープする為の高額な費用(場所代)が必要
②しかし、販売による収入が見込めない為に、広告費を重視したビジネスモデルを構築しなくてはならない
③その為に当初は独自性があった記事内容が、広告主中心の記事になっていく(広告は各社に1ページだけでなく、紙面まるごと1社にも販売していた)
④広告色が強くなり、次第に手に取る人が減少をはじめる(創刊当時は発行日にラックは空になっていましたが、次第に大量にラックに残りようになる)
⑤その結果として、発行回数が週1回から隔週発行、月1回発行と減少していく
⑥発行回数の減少により、ラック内の「R25」の表紙が毎日同じ為に、表紙そのものを注目する人も減り始める(期待感の減少)
⑦発行部数の減少に伴い広告主も減少、ビジネスモデルとして崩壊していく。

フリーペーパーのビジネスモデルは広告費です。広告費を得るためには発行部数が必要です。発行部数を得る為には配布場所が重要です。このビジネスモデルを構築した上で読者に支持される記事内容は必須です。フリーペーパーは、このビジネスサイクルを回し続けるしかありません。

「R25」が失敗した理由は、読者に支持される記事よりも、目先の収入を重視する為に広告中心の記事を連発してしまい部数が減り続けたことによる悪循環です。「Web版」に移行しても、紙媒体が失敗したというイメージから脱することはできません。
タイアップ広告として記事タイプの広告にしていた努力は見えましたが、広告に敏感な生活者は甘くなかった。ということでしょう。

 

(まとめ)

・フリーペーパーのビジネスモデルは難しい
・生活者の広告に対するアレルギーは予想以上
・タイアップ広告も生活者には通用しない

 

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