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テレビCMの放映までの流れ
テレビCMのGRPの考え方いついては既に説明させていただきましたが、
購入(発注)から放映までの流れについてもう少し詳しく説明いたします。
テレビCMの購入から放映まで
テレビCMの購入から購入から放映に際し関係する企業は3社です。
- クライアント(広告主)
- 広告代理店(広告会社)
- テレビ局
この3社間で売買の調整を実施することになります。
クライアント(広告主)から、テレビCMの関する発注希望があり、
その意向に基づき、作業は進捗していきます。
①オリエンテーション
クライアント(広告主)から、広告代理店に対して、
テレビCMを含めた広告展開のプランニングの依頼(オリエンテーション)が入ります。
②プレゼン(プレゼンテーション)
広告代理店より、オリエンテーションの内容を元に提案を実施します。
(プレゼン段階)
③発注(広告代理店へ)
プレゼン内容に基づきクライアントから広告代理店に発注があります。
(実際には複数社の広告代理店での競合があったり、内容の精査や修正などの調整があります)
④発注(テレビ局)
広告代理店は、テレビ局サイドに対し、クライアントの希望内容を伝え調整作業を実施します。
⑤再提案
テレビ局と調整した内容をクライアントに報告(再提案)
⑥最終発注
クライアントと調整した内容を元に最終発注作業→テレビCM放映。
実際は、希望内容と違ったり、素材審査があったりなど、細かな作業がありますが、大まかな流れは上記の様になります。
GRPの考え方
テレビCMは「どれだけ多くの視聴者にメッセージを届けることができるか(リーチ)」が重要です。
その為に重要となる指標が「GRP(延べ視聴率)」です。
考え方は非常にシンプルで、視聴率10%の時間帯にテレビCMを100本放映すると「10✕100=1000」で1000GRPとなります。
この時に、
この1000GRPをどのような番組や放映時間帯に放映するか?がポイントとなります。
日用品の様に、ターゲットが幅広く「出来るだけ多くの人にメッセージを届けたい」場合は、
視聴率の大きな時間帯に放映をするのがよくあるパターンです。
(視聴率が大きいということは、より多くの人(幅広い層)がテレビを見ていると想定されます)
しかし、放映の価格も高価になりますので、放映できる本数は少なくなります。
逆に、「ターゲットを絞りたい場合(コアなゲームなど)」は、
視聴率の少ない時間帯に放映をした方が良いということになります。
(ターゲットが絞れるということは見ている時間帯も絞ることが可能となります)
この場合は、価格が安価になりますので、放映できる本数が多くなります。
まとめ
テレビCMは、どれだけ多くの視聴者にメッセージを届けるか?を中心としながら、
幅広い層なのか?ターゲットを絞るのか?も複合的に検討しながら放映することが重要となります。
この為には、広告代理店のセンスやテレビ局との関係性なども重要となります。
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