電通2016年度売上高発表!
-
株式会社電通より2016年12月度の売上高が発表されました。
ブラック問題、インターネット広告の不正請求、書類送検などに逆風に揺れる電通の売上はどうなっているでしょうか? - 電通の2016年12月の売上高の合計は1585億4300万円となります。
前月11月は前年比で6.1%減少していましたが、前年比で103.4%と回復をした状況です。 -
詳細は下記の通りです。
合計売上高:1585億4300万円(前年比103.4%)
テレビ広告:644億6500万円(前年比100.6%)
新聞広告:74億9700万円(前年比83.7%)
雑誌広告:20億9400万円(前年比79.7%)
ラジオ広告:13億5300万円(前年比96.9%)
インタラクティブメディア関連:115億7400万円(前年比119.1%)
OOH(屋外)メディア:53億0000万円(前年比91.4%)
クリエイティブ関連:164億4400万円(前年比93.4%)
マーケティング・プロモーション関連:270億4100万円(前年比116.6%)
その他 :227億7000万円(前年比114.1%)新聞と雑誌が前年比で大きくマイナスとなっていますが、全体に占める比率が小さい為に大きな影響はありません。インターネット関連の売り上げで充分にカバーしています。
不正が大きく報道されているインターネット関連の売り上げが前年比120%というのは驚きかもしれませんが、広告は数か月前に申し込みがありますので、すぐに大きな影響はありません。
広告主の雰囲気を見ていると、今後もそれほど大きな影響は無いと思います。書類送検が報道された時は資系を中心にキャンセルが相次ぐかと思いましたが、広告主は意外に冷静です。
BtoCではなく、BtoBが中心のビジネスモデルの強みでしょう。電通と取引している広告主の詳細がオープンになる仕組みだったらキャンセルが相次いでいたはずです。〇電通のリリース内容↓
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017002-0111.pdf