博報堂2017年4月から6月の売上報告

博報堂の2017年4月から6月の売上状況(単体)

博報堂2017年6月の売上が発表されましたので、電通に続きまして4月から6月の3か月間で推移を整理しました( )内は前年比の%です。日本を代表する大手2社の売上げの違いを確認しておきましょう。

 

全社

4月度:564億1600万円(107.5%)
5月度:516億0700万円(102.1%)
6月度:589億9500万円(107.8%)

新聞

4月度:26億4000万円(99.6%
5月度:21億8800万円(79.6%
6月度:28億7700万円(94.0%

雑誌

4月度:10億2300万円(79.4%
5月度:8億9600万円(104.9%)
6月度:10億0400万円(89.4%

ラジオ

4月度:5億8500万円(98.3%
5月度:7億0000万円(103.8%)
6月度:5億5600万円(78.2%)

テレビ

4月度:265億3100万円(105.6%)
5月度:234億9800万円(96.9%
6月度:256億1100万円(100.6%)

インタラクティブメディア(インターネットメディア)

4月度:66億8800万円(115.5%)
5月度:46億0100万円(121.0%)
6月度:52億4700万円(118.7%)

OOHメディア

4月度:23億2700万円(126.0%)
5月度:18億9200万円(111.5%)
6月度:20億8300万円(115.5%)

クリエーティブ

4月度:71億1400万円(105.6%)
5月度:69億9700万円(111.1%)
6月度:85億8400万円(109.4%)

マーケティング/プロモーション

4月度:83億2500万円(114.9%)
5月度:102億4100万円(107.2%)
6月度:123億7000万円(123.7%)

その他

4月度:11億8000万円(97.4%
5月度:5億9100万円(90.0%
6月度:6億5800万円(214.3%)

多くのメディアが前年割れをしている電通と比較すると博報堂の好調ぶりが際立っています。
新聞は全ての月で前年割れですが、想定内のことであり、他のメディアでしっかりと補填しています。

電通の売上だけをチェックすると、「インターネットメディア」も成長は終わったのかな?と思ってしまいますが、博報堂では二桁の成長を維持しています。電通はインターネット広告の不正事件の影響が出ているのかもしれません。

好調とはいえ、注目すべきは従来型メディア(マス4媒体)は前年割れしており、インターネットメディアを中心とするマスメディア以外の売上が好調の原因だということはチェックしておきましょう。マスメディアと、その他メディアの市場規模は同レベルまで迫ってきています。