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『SEO』とは、インターネット集客の代表的な⼿法です。
SEOは、SerchEnginOptimazation(検索エンジン最適化)の略です。
つまり、検索エンジン(Google)からの検索に対し自社のWebページを最適化しようとする取り組みです。
インターネットで集客をする場合、手法は⼤きく2つあります。
- 広告による集客
- SEOによる検索集客
(ユーザーに検索時に自社サイトが上位表示されるようにすること)
広告による集客は費⽤が掛かりますが、SEOによる集客は⾃分で対策をすれば無料です。
潤沢に費用がある企業の方は、広告に費用を投下しながら、SEO対策を業者に発注することが可能ですが、
個人の方や費用を抑えたい企業の方は、自社でSEO対策をすることが重要になります。
では、それぞれについて説明しましょう。
①広告による集客
広告による集客は、広告予算がある限り、様々な取り組みが可能です。
- キーワード広告(ユーザーが希望するキーワードを検索した時に自社サイトの広告を表示させる)
- SNS広告など(Facebook広告、Youtube広告・・・)
しかし、広告には「メリット」だけでなく「デメリット」もあります。
広告の集客のメリット
広告は広告費を出すわけですので、自社の希望通りに取り組みをすることができます。
- 広告費用がある限り、自社サイトへの誘導をし続けることが可能
- 希望するメディアから自社サイトへ誘導ができる
- 動画広告、バナー広告、テキスト広告など表現方法も自由
広告は、上記の様に予算が許す限り自由に集客することが可能です。
よって、集客した後のアクションに集中することがポイントとなります。
- どれだけ多くの顧客に販売できたのか?
- 希望するアクションを取らせることができたのか?
(販売、無料試供品提供、メルアド収集、お試し品購入など) - 個人情報を取り、メルマガなどでフォロー体制を整えることができたのか?
広告集客のデメリット
しかし、広告にもデメリットがあります。
- ユーザーが広告だと分かっている
- 広告を止めた瞬間に表示されなくなる
広告と割り切っての展開をしながら、集客後の戦略を構築してから広告を実施しましょう。
戦略を整えてから広告を実施しない限り、広告費用が無駄になり、広告費用を投下し続けることが必要になります。
②SEO対策
SEO対策とは、ユーザーが検索した『キーワード』にマッチした自社Webページを上位に表⽰させることです。
検索されるキーワードにマッチしたホームページが少なければ、多くの顧客にWebページをを見せることが可能になります。
基本的には、ユーザーの検索時に、最も上位に表示されることを目指しながら、出来るだけ1P目、もしくは2P目までに
表示されるように努力をすることになります。
この対策ができると、上位表示されている限り『広告費0円で自社サイトへの誘導をし続けることができる』ようになります。
(参考)
検索キーワードで表示されたページの中で、一番上部に表示されたページのクリック率は約17%と言われています。
2位はその半分緒9%さらに10位まで落ちると、1%を切ると言われています。
キーワードを検索するユーザー1,000人いた場合、1位のページに集客できる人数は170⼈。
2位の場合は、90⼈。10位の場合は10人以下です。
ということは、目標としては1位表示を目指すことが前提となります。
アクセス数に対する成約率が1%の場合、10位表示だと10000アクセス以上で1件となります。
しかし、努力といっても、何をしていいのか?サッパリ分からないのが現状です。
そこで多くの方は「SEO業者に頼らざるを得なくなる」のが現状です。
しかし、SEO業者に頼むと、費⽤が必要になります。
効果が出るまでの期間も不明です(いつまでに上位表示させます。みたいな確約はできない)
結果として、SEO業者に継続して仕事を発注しなければいけなくなります。
これでは、アクセスが増えても利益が出るまでのハードルが高くなります。
この課題を解決する方法は1つ。
自社でホームページをコントロールしてSEO対策も実施することです。
では、SEO対策はどうすればいいのか?
基本的な取り組み方法を説明しましょう!
SEO対策方法
SEOの誕⽣は1990年前後です。
Googleをはじめとする検索エンジンは、検索エンジンが定めた「アルゴリズム」に基づいてホームページの順位を決定しています。
(今はGoogleだけを考えればOKですので、Googleについて説明していきます)
この「アルゴリズム」は公開されています。
この「アルゴリズム」に準じたホームページを作成することで自然とホームページは上位表示される様になっています。
「アルゴリズム」には様々なことがありますが、簡単にまとめると!
Googleの使命は、ユーザーに対して最も適したWebページを表示させることを使命としています。
検索キーワードに対して、最も的確に知りたいことが掛かれているページを上位表示させるのです。
つまり「ユーザーに役⽴つコンテンツ」を提供しているページが上位表示されます。
SEOが流行りだした当時はGoogleを騙すような手法が乱立しましたが、今やそのような手法は通用しなくなりました。
そのようなことがGoogleにバレるとペナルティが課せられ、そのWebページは表示されなくなると思っていいでしょう。
正攻法で「コンテンツ」重視が⼤切です。
Googleのガイドライン
NG⼿法(スパムと扱われる内容)も記載されているので、
興味のある方は確認しておくと良いでしょう。
★ウェブマスター向けガイドライン
https://support.google.com/webmasters/answer/35769
繰り返しになりますが、Googleが最も重視しているのは、Webページの「コンテンツの質」です。
そして「コンテンツ」の次に構造やスピードが重要になってきます。
- ユーザーに役に立つ情報が記載されていること
- そのページでユーザーの悩み事(知りたいこと)が解決できるようになっている事
(すぐに離脱して他のWebページに移動されてしまうようでは評価されません) - 回遊時間が長いこと(すぐに離脱されない)
- 閲覧しやすいレイアウトや構造になっていること
(PC・スマホ・タブレットで閲覧しやすいレイアウトや構造になっている) - 通信速度が遅くない(どんな通信環境でも素早く表⽰できること)
- 分かりやすい導線設計:ユーザーが知りたい情報に、迷わず辿りつけるよう導線を⼯夫していること
まずは、上記を意識することが⼤切です。
そして、「ユーザーが知りたい情報を、詳しく正確に伝えるコンテンツ」を充実させていきましょう。
SEOの具体的作業方法
1.外部リンクの重要
以前ほどではありませんが、Googleは外部のサイトからリンクされているようなWebページを評価します。
「被リンク数が多い→つまり第三者からの指⽰を多く集めている」と判断するのです。
自作自演はペナルティになりますので、第三者がリンクを貼りたくなるようなコンテンツを意識するようにしましょう。
2.検索キーワードの選び⽅
自社のWebページを上位表示させる時に最初に決めることは『キーワード』です。
『ユーザーが何のキーワードを入力した時に自社のWebページを表示させたいか?』を決めます。
検索エンジンはまず、キーワードにマッチしたWebページを上位に表⽰させようとするので、
この「キーワード選び」はとても重要です。
この時に競合が多いキーワードは避けます。
例えば『ダイエット』で上位表示させることは不可能です。
この場合は『ダイエット 足 女性 40代』
の様に複数のキーワードで上位表示を目指すことが重要です。
このあたりは、キーワードが多すぎると「検索する人がいなくなります」のでバランスが大事です。
キーワード選びのポイントは、
「検索されるボリュームが多く」「競合の数が多くない」キーワードを選ぶことです。
「検索ボリューム」の調べ方
キーワードの検索ボリュームを調べるのに使いやすいのは、Googleのキーワードプランナーを利用します。
Googleアドワーズで広告を出す⼈向けのツールですが、広告のアカウントさえとっておけば、無料で誰でも使えます。
★キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
「新しいキーワードの選択と検索ボリュームの取得」という箇所に調べたいキーワードを入力。
すると、そのキーワードの「⽉間平均検索ボリューム」や、関連性のあるキーワード候補も表示されます。
この中から、ほど良い検索数のキーワードを選びます。
また、競合性も⾼・中・低の3段階で表示されます。
出来るだけ、競合性が高いキーワードは避けた方がいいでしょう。
3.競合サイトのページ数を調べる
競合のWebページがどのように構成されているのか?ページ数が何ページあるのか?調べます。
競合のWebページが数百枚もあった場合、勝つのは厳しいです。
ページ数が少ない競合をライバルとしてSEO対策を考えます。
Webページのページ数は、無料ツール(SEOチェキ)などで簡単に調べることが可能です。
★SEOチェキ
http://seocheki.net/site-check.php
4.良いとこ取り
上位表示させたいキーワードを入力し、1P目に表示されたWebページの構成を調査します。
上位表示されたWebページは『Googleの答え』だと言えます。
パクリは絶対にダメですが(コピーをしたりするとすぐにばれます)
良い所を参考にWebページを制作すると良いでしょう。
5.被リンクの数の調査
被リンクとは、外部のサイトから⾃社サイトへ貼られたリンクの数です。被リンク数は、
「 hanasakigani.jp」というサイトで無料で調べられます。
「hanasakigani.jp」被リンクチェックツール
競合の被リンク数を参考にし、あまりに差がある場合は2位狙いなど、ある程度の妥協も必要になるでしょう。
6.良いコンテンツの作成
最後に良いコンテンツについて説明します。
『良いコンテンツ』とは、
- 専⾨性が⾼い
- オリジナリティが⾼い
- 信頼できる
の3点が重要だと言われています。
専⾨性とは、専門用語のことではありません。
かみ砕いて、出来るだけ分かりやすい内容にすることが大事です。
自社だけのサービスを入れながら、しっかりと真実を伝えることが重要です。
そうすることで信頼性が獲得できるようになります。
7.スマホ対応
ユーザーがWebページを検索するのはPCだけではありません。
今やスマホでノ検索の方が多いと言えます。
スマホ対応していないWebページはGoogleから硬い評価を得られません。
必ずスマホ対応のWebページを制作するようにしましょう。
Webサイトを作成するツールでは、ほとんどがスマホ対応できるようになっていますが
未だにスマホ対応していないWebサイトもありますので、念の為確認しておきましょう。
8.Webページの診断
ある程度の段階でWebページの調査をしましょう。
多くオンツールで様々な調査が可能ですが、下記サイトでは競合他社との比較などが
可能です。
「itomakihitode.jp」無料SEO診断ツール
WebページのURLとSEO対策をしているキーワードを入力すると2分ほどで結果が表示されます。
参考になると思いますので、是非利用してみてください。
最後に
上記SEO対策は、基本的な内容です。
実際には、もっと多くの作業が必要ですし、ツールも多くあります。
本屋に行けば分厚い本一冊分の情報が大量にあります。
しかし、いきなり本を読んでも理解できません。
まずは最低限のことで作業をするようにしてください。
すると、分厚い本の内容をより簡単に理解できるようになります。
Googleの使命を忘れずに取り組んでください!