IBMコンサルティングは広告業界の新たな競合か?

コラム

IBMコンサルティング:広告業界に忍び寄る新たな影

『アクセンチュア』が、既存の広告会社にとって脅威となっている。という記事を先日書きました。

デジタルトランスフォーメーションが進む中で、コンサルティングを得意とする企業が広告業界に入り込んでいるという話です。

しかし、『アクセンチュア』以外にも他業種から広告業界への参入は色々と聞きます。
リクルートなども有名です。

今日は、もう一社、注目すべき企業を見つけたのでご紹介します。
その企業は…『IBMコンサルティング』です。

IBMコンサルティングってどんな会社?

「IBM」と聞くと、パソコンやソフトウェアのイメージが浮かぶかもしれません。

ですが、実は彼らはコンサルティングの分野でも大きな存在感を持っているようです。

『IBMコンサルティング』は、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する企業で、AI、クラウド、データ分析といった最先端のテクノロジーを駆使して、企業のビジネスを支援しています。

広告業界との意外な接点

「IBMが広告業界に?そんなの関係ないでしょ?」と思うかもしれません。

しかし、IBMコンサルティングは、単に企業のITシステムを改善するだけじゃなく、データやAIを使って、広告やマーケティングの分野でもかなりの力を発揮していると思われます。

たとえば、IBMの誇るAIプラットフォーム『Watson』。

このWatsonを調べてみると、『消費者の行動データをリアルタイムで分析』して、どの広告が効果的かを分析することができるようです。

これは、広告会社にとっては相当の脅威だと言えます。

 

データを解析したり、コンサルティングを担当すると、自然とマーケティング分野にも関わることになり、その結果広告の分野にも関係してくるは自然の流れなんです。

 

IBMコンサルティングの広告業務能力

では、IBMコンサルティングが広告にどんな強みを持っているでしょうか?

まずはデータドリブンのマーケティング(※)です。

彼らはデータ分析とAIをフル活用して、広告キャンペーンを効果的なものに変える力を持っています。

 

例えば、消費者が次に何を欲しがるかを予測し、そのタイミングに合わせて最適な広告を打つ。これができれば、無駄な広告費を一切省けるわけです。

さらに、デジタル広告のパフォーマンスをリアルタイムでチェックし、必要に応じて瞬時に調整することも可能です。

これなら、従来の広告代理店が頭を抱えていた「広告効果が出ない」という問題も解決です。

(※)データドリブンのマーケティングとは、顧客の行動データや市場データを分析し、その結果に基づいてマーケティング戦略や広告キャンペーンを最適化する手法です。データを活用することで、より効果的でターゲットに合わせた施策が可能になります。

 

広告業界へのインパクト

IBMコンサルティングの進出が、広告業界にどれほどの影響を及ぼすか?

データとAIを使った、精密かつ効率的な広告運用が求められる時代になるに比例して、その存在感が大きくなるかもしれません。

『IBMコンサルティング』が提供するサービスは、企業全体のデジタル戦略と連動したマーケティング支援が可能になるはずです。
こうなると、従来の広告代理店の役割を侵食していくことは間違いありません。

特に、ITインフラと広告戦略を結びつける能力は、IBMならではの強みであり、広告会社では太刀打ちできないでしょう。

 

IBMコンサルティングが広告業界でどのように成長し、影響力を拡大していくのか。これは、今後も注目していくべきトピックです。

『アクセンチュア』に続き、『IBMコンサルティング』が広告業界に与える影響、そしてその動向は注目しておきましょう。

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