大谷翔平の成功は「マンダラチャート」にあった?【保存版】

ツール・テクノロジー活用

才能を成果に変えた“思考の型”をビジネスに活かす

2023年のWBC制覇、2024年のドジャース移籍、さらには結婚やチームを牽引する存在としての振る舞いまで。 世界中が注目する大谷翔平選手の活躍を目にするたび、私たちはこう感じます。

「結局、才能がすべてなのではないか?」

確かに、生まれ持った身体の大きさや運動能力、野球に集中できる環境。それらが大きなアドバンテージであったことは否定できません。誰もが同じ条件を手に人生をスタートできるわけではないからです。

しかし、それだけで現在の大谷翔平が生まれたわけではないのも、また事実です。

彼のキャリア、過去の発言や報道を冷静に振り返ると、結果を分けた最大の要因は「才能」そのものではなく、目標に向かって努力を積み上げ続けたこと、そしてその努力を迷いなく続けるための思考の型を持っていたことにあります。

その象徴が、高校時代から活用していた「マンダラチャート」です。

本日は、大谷翔平選手が実践していたマンダラチャートの考え方を検証します。そして、その本質を、私たちのビジネスやキャリアにどう応用できるのか?までを考えていきます。

マンダラチャートとは何か?

マンダラチャートとは、目標達成や自己成長のために有効な“思考整理ツール”と考えればいいでしょう。

中央に「達成したい最終目標」を置き、その周囲に目標を支える8つの要素(サブゴール)を配置します。さらに、それぞれのサブゴールを具体的な行動レベルまで分解していくことで、全体像を視覚的に把握できる構造になっています。

結果として、9×9=81マスのチャートが完成します。

このフレームの優れている点は、

・目標が抽象論で終わらない ・考えるべき要素の抜け漏れに気づける

・「今、何をすればいいのか」が明確になる

という点にあります。単なる目標管理表ではなく、「思考を行動に変える地図」と言ってもよいでしょう。

大谷翔平が描いたマンダラチャートの中身

高校時代、大谷翔平選手がマンダラチャートの中央に据えた目標は、「ドラフト1位・8球団指名」という、極めて具体的なものでした。

その周囲に配置された8つのサブゴールには、次のような項目が並んでいました。

・体づくり ・コントロール ・キレ ・メンタル ・球速160km/h ・変化球 ・人間性 ・運

注目すべきは、「運」が含まれている点でしょう。高校時代に「運」という言葉を入れたことに驚きです。

多くの人は、運を「自分ではどうにもならないもの」と捉えがちです。しかし大谷選手は、運すらも行動によって高められる要素として捉えていたのでしょう。

また

・ゴミを拾う ・感謝 ・愛される人間・思いやり。などの言葉も目立ちます。

一見、野球とは関係の無い目標を設定することが、大きな目標達成の為には必要なことなのかもしれません。

環境が変わっても使える理由

2024年以降、大谷翔平選手を取り巻く環境は大きく変わりました。メジャーリーグの象徴的存在となり、チームを牽引する立場になり、私生活でも新たなフェーズに入っています。

もし現在もマンダラチャートを活用しているとすれば、そこには

・リーダーシップ ・周囲への影響力 ・長期的なコンディション管理 ・競技後の人生設計

といった要素が加わっている可能性があります。大谷選手の事ですから、違う次元かもしれません。

マンダラチャートの本質は、「一度作って終わり」ではない点にあります。成長や環境の変化に応じて、目標そのものを進化させていけるからこそ、長く使えるツールなのです。

ビジネスにおけるマンダラチャートの活用例

この考え方は、スポーツに限らず、ビジネスの現場でも非常に有効です。

例えば、中央目標を「新規事業で年商1億円達成」と設定した場合、

・商品開発 ・集客戦略 ・営業体制 ・資金調達 ・ブランド構築 ・パートナー連携 ・スキル習得 ・心身管理

といったサブゴールが考えられます。

さらに、よりイメージしやすくなるように「営業体制」と「資金調達」を分解してみましょう。

営業体制の例

営業の役割分担を明確にする(新規/既存)
営業トークや提案書の型を作る
・見込み客リストを整理・管理す
定期的な営業ミーティングを行う
・受注・失注理由を記録し、改善に活かす
・問い合わせ対応の初動スピードを上げる
営業スキルの勉強会を行う
成果指標(KPI)をチームで共有する

資金調達の例

初期費用と運転資金を洗い出す
必要な資金額を具体的に算出する
自己資金と外部資金を整理する
・金融機関や公的支援制度を調べる
事業計画書を作成する
補助金・助成金の有無を確認する
資金繰り表を作成する
・定期的に資金状況を見直

こうして「今やるべきこと」が明確になることで、迷いが減り、行動のスピードが格段に上がります。まずは、上記の様に必要なことを書き出して、そこからキーワードを絞っていくと完成します。

まとめ:成功を分けるのは才能ではなく設計力

大谷翔平選手の成功は、非凡な才能だけで説明できるものではありません。

目標を描き、分解し、日々の行動に落とし込む。 そのための思考の型を、若い頃から持っていたことこそが、長期的な成果につながった最大の理由です。

マンダラチャートは、特別な才能を持つ人だけのものではありません。

むしろ、目標はあるが、何から手を付ければいいかわからない人 、努力しているのに成果につながらない人、長期的なキャリアを設計したい人。にこそ、強力な武器になります。

まずは紙とペンを用意し、手書きでかまいませんので、ゆっくり考えてみるといいでしょう。

個人的なアドバイスをさせて頂ければ、週末やコーヒーショップなど1人だけになれる場所で、紙とペンで作成するのがオススメです。PCなどでは別の事をしだすのがオチです。

思考が整理され、行動が変わったとき、結果も静かに動き始めます。