デジタル時代にこそ光る!オールドメディアで信頼される広告マンの3つの秘訣

ビジネススキル・仕事術

はじめに:オールドメディアに誇りを持てるか?

デジタル広告が主流となった今、オールドメディア(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)に携わる中で、「このままの知識で通用するのか」「いずれ居場所がなくなるのでは」と切実な危機感を抱いている方も多いでしょう。

しかし、現実はどうでしょうか。広告主自身も、デジタル広告の「数字には表れない違和感」を感じ始めています。

  • 「本当にこの広告、見られているのだろうか?」

  • 「怪しいサイトに掲載されて、ブランドを傷つけていないか?」

  • 「専門用語ばかりで、結局何が良くなったのか分からない」

実は、「手触り感のある信頼」を提供できるオールドメディアの営業マンこそ、今、求められている場面が増えてきているのです。自信を失う必要はありません。

今日から実践できる、信頼構築のための3つのアクションをお伝えします。

1. クライアントの「真の課題」に耳を傾ける

表面的な「SNSをやりたい」という言葉の裏には、必ず本質的な悩みが隠れています。

  • デジタルで売上を上げたい:既存客の離脱を防ぎたいのか? 新規の若年層を掴みたいのか?

  • SNSでバズらせたい :短期的な話題性か? それともブランドのファンを増やしたいのか?

オールドメディアで培った「地域性」や「生活動線」の知識は、デジタル施策を考える上でも不可欠な土台です。「自分の得意分野=時代遅れ」と卑下せず、まずはクライアントの根っこにある悩みに寄り添いましょう。

2. オールドメディアの成功事例を「型」で語る

「デジタルの方が効果的」と思い込んでいる相手には、事実(ファクト)で向き合いましょう。以下の3点を意識して事例を話すと、提案の説得力が一気に高まります。

  • 数字:「イベント実施で、例年の1.5倍の問い合わせがあった」

  • 比較:「Web単体よりも、ラジオCMを組み合わせた際の方が検索数が〇%向上した」

  • 分析:「このエリアは新聞購読率が高いため、チラシが最も即効性があった」

堂々と、確かな事例とともに語れば、その誠実さは必ずクライアントに届きます。

3. デジタルを「専門外でも向き合う姿勢」で扱う

「デジタルは苦手なので……」と逃げるのはNGです。かといって、無理に専門家を装う必要もありません。

  • 「勉強中です」と正直に伝える:クライアントも同じ悩みを抱えています。共に学ぶ姿勢が安心感を生む場合があります。

  • AIや専門メディアを活用する:Google検索だけでなく、ChatGPTなどのAIに「最近のSNS広告の成功事例を教えて」と聞くだけでも、立派な情報収集になります。

  • 「橋渡し役」に徹する:「詳細な運用は社内の専門チームと連携し、私は御社のブランドを守る視点で全体を監修します」という立ち位置こそ、クライアントが最も求めているものです。社内に体制が無い場合は社外で提携先を探しておきます。今の時代簡単に見つかります。

 

おわりに:あなたの武器は、すでに手の中にある

広告の本質は、いつの時代も「人の心を動かすこと」です。長年の経験で培った人間理解と、メディアに対する社会的信頼。これは一朝一夕のデジタル知識では太刀打ちできない、あなたの強力な武器です。

デジタル全盛の今だからこそ、「顔の見える、信頼できるパートナー」としての価値を最大化していきましょう。

【付録】明日から使える!クライアントの「本音」を引き出す質問フレーズ集

最後にクライアントにどのような質問をしたらいのか?の疑問に対応すべく、打ち合わせで使える具体的なフレーズをまとめました。「デジタルに詳しくないから…」と身構える必要はありません。大切なのは、相手のビジネスを理解しようとする姿勢です。

1. デジタルという「手段」の裏にある「目的」を探る

クライアントから「SNSをやりたい」「ネット広告を出したい」と言われた時に。

  • 「デジタル施策をご検討とのことですが、今回一番解決したい課題は『新しいお客様との接点(認知)』でしょうか、それとも『今のお客様の囲い込み(リピート)』でしょうか?」

  • 「SNSで話題にしたいというお話ですが、その先に期待される具体的なアクション(来店、購入、資料請求など)は何ですか?」

2. オールドメディアの強み(生活動線)に引き寄せる

ターゲットの日常を深掘りし、自分の得意分野と繋げるために。

  • 「ターゲットの方は、普段どのような生活動線を辿っているイメージですか?(例:朝は新聞を見る、通勤中はラジオを聞く、夜はテレビを見るなど)」

  • 「ネットの情報は流されやすいですが、『信頼してじっくり読んでもらう』ためには、どの媒体が一番御社らしいと思われますか?」

予め、ターゲットを理解している場合は、質問ではなく、あなたの意見を伝えましょう。

3. デジタルへの不安や違和感を拾い上げる

クライアントが抱えている隠れた不満を解消するために。

  • 「最近のデジタル広告の成果について、数字(クリック数など)以外で何か物足りなさや違和感を感じることはありませんか?」

  • 「専門用語が多くて分かりにくい部分はありませんか? 私も勉強中ですので、一緒に噛み砕いて整理させてください。」

4. 専門家(社内リソース)を活用する布石を打つ

一人で抱え込まず、チームで動く信頼感を与えるために。

  • 「弊社にはデジタルの専門チームもおります。私の方で御社の『想い』をしっかり伝え、最適な組み合わせ(クロスメディア)を検討してまいりますが、よろしいでしょうか?」

これらの質問を投げかけることで、クライアントは「この人は単に枠を売るだけでなく、自分のビジネスを成功させようとしてくれている」と感じ、デジタル・アナログの壁を超えた「相談相手(パートナー)」としてあなたを見るようになります。

まずは、次の商談でどれか一つ、使いやすいフレーズから試してみてください。