【2026年最新】日本の新聞が「半減」した日。104紙合計で2500万部割れの衝撃レポート

新聞発行部数

※2026年1月更新:日本新聞協会が発表した最新調査(2025年10月時点)に基づき、日本の新聞業界全体の現状を解説します。

2026年に入り、日本新聞協会から最新の「新聞発行部数調査(2025年10月時点)」が発表されました。そこで明らかになったのは、日本の新聞全104紙の合計部数が、ついに2,500万部を割り込んだという、歴史的な転換点です。

本記事では、この最新統計から見える「新聞消滅」の足音を、4つの衝撃的な事実とともに検証します。

1. 1年で「175万部」が消失。この数字が意味する絶望

日本新聞協会に加盟する日刊104紙の総発行部数は、2025年10月に24,868,122部となりました。

項目 2024年10月 2025年10月(最新) 前年比
総発行部数 26,616,578部 24,868,122部 -6.6%
減少数 -1,748,456部

【ここがポイント】

年間で失われた「175万部」という数字は、読売新聞(世界最大の発行部数)の約3分の1が、わずか1年で日本中から消えた計算になります。減少率はわずかに縮小したとはいえ、母数(全体数)が激減しているため、業界の出血は止まっていないのが実情です。

2. 【衝撃】1世帯あたり「0.42部」。もはや2軒に1軒も取っていない

かつて「1世帯に1紙」が当たり前だった時代は、完全に過去のものとなりました。

  • 1世帯あたりの部数:0.42部(前年0.45部からさらに低下)
  • 人口1,000人あたりの部数:234部(前年比17部減)

2000年代初頭には「1.0部以上」を維持していたこの指標ですが、今や「日本の過半数の家庭では、紙の新聞を読んでいない」という状態が定着しています。特にスポーツ紙の減少率は▲10.9%と深刻で、娯楽情報の主役が完全にSNSやネットニュースへ移行したことを裏付けています。

3. 消えゆく「夕刊」と「セット紙」という習慣

今回の調査で最も顕著な変化は、「朝夕刊セット」という購読スタイルの崩壊です。

発行形態 2025年10月部数 減少率(前年比)
朝夕刊セット 3,375,969部 ▲13.8%
朝刊単独 21,145,804部 ▲5.2%
夕刊単独 346,349部 ▲14.0%

つまり、こういうことです⇓

朝と夕方の2回新聞が届くという「昭和〜平成」のライフスタイルは、凄まじいスピードで消滅しています。新聞社側も、コストのかかる夕刊を廃止し、朝刊単独への移行を促していることも背景にありますが、「夕刊という文化の死」はすでに決定的となっています。

【読者の素朴な疑問:なぜ夕刊だけが、これほど急激に減っているの?】
理由は大きく3つあります。

  1. 速報性の喪失:かつて夕方の最新ニュースを伝えていた夕刊の役割は、今やスマホのプッシュ通知がリアルタイムで果たしています。
  2. 人手不足の深刻化:新聞販売店にとって、1日に2回配達する体制を維持するための人件費と人手確保が限界に達しています。
  3. タイパ(タイムパフォーマンス)の低下:忙しい現代人にとって、1日に2回も紙の情報を処理する余裕がなくなっていることが、セット購読の解約に拍車をかけています。

(逆に、残っている35万部は誰が読んでいるの?) この35万部は、一般家庭の習慣というよりも、「午後の接客ツールとしての店舗・オフィス」や「娯楽性の高い読み物を求める特定のシニアファン層」によって支えられている、非常にニッチな市場になっていると考えられます。

4. 1997年のピークから「53%減」。新聞は本当に半減した

歴史的な推移を見ると、現在の状況がいかに異常かがわかります。

  • 1997年(ピーク時):53,765,074部
  • 2025年(最新実績):24,868,122部

ピーク時からの28年間で、日本の新聞の半分以上(53.7%)が消失しました。ここで最も注目すべきは、1世帯あたりの購読部数の劇的な変化です。

  • 1997年:1.18部(1世帯に1紙以上が当たり前)
  • 2025年:0.42部(2.3世帯に1紙という水準)

1997年当時は約4,600万世帯でしたが、現在は約5,900万世帯まで増えています。世帯数が増え続けているにもかかわらず、購読部数が半分以下になった事実は、今の現役世代がいかに「紙の新聞のない生活」をデフォルトにしているかを残酷なまでに物語っています。

まとめ:2026年、私たちは「新聞後」の世界を生きている

最新の日本新聞協会のデータは、全国紙の凋落が、地方紙やスポーツ紙を含む「業界全体の地盤沈下」であることを証明しています。

2,500万部というラインを割り込んだ今、新聞はネットに対抗して「速報(ニュースの早さ)」を競う段階を終えました。これからは、物事の背景を掘り下げる「専門的な解説」や、信頼できる「記録メディア」としての価値へと、その役割を劇的に変えていく必要があります。

「紙の新聞がある日常」が当たり前でなくなる未来は、着実に近づいています。私たちは今、メディアの役割が大きく形を変える、歴史的な過渡期に立ち会っていると言えるでしょう。

 

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