リライト版【広告代理店売上ランキング(2015年度版)】

コラム

~当時の業界勢力図を振り返る~

この記事は過去のデータを元にした記録記事です

この記事は2015年度当時の広告業界の売上ランキングをまとめたものです。
現在は大きく状況が変わっていますので、最新の広告代理店ランキングはこちらをご覧ください:

▶ 【最新版】広告代理店売上ランキング2024年版──10年で何が変わった?

2015年、広告代理店ランキングに起きた大変化

インターネットの普及により、広告業界のランキングは大きく変動し始めていました。
かつては「インターネット系広告会社(メディアレップなど)」はランキングから除外するのが一般的でしたが、2015年時点でその慣例は崩れ、インターネット系広告会社の台頭が目立つようになったのです。

当時の業界の“常識”—不動の3強と大広の転落

上位3社(電通・博報堂・アサツー・デイ・ケイ)は当時も不動の存在で、
「アサツー・デイ・ケイの倍が博報堂、博報堂の倍が電通」という売上構成が長く続いていました。

しかし、4位の座を守っていた大広は、サイバーエージェントに抜かれて5位に転落。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の成長も著しく、
「大広=4位の時代は終わった」と衝撃を持って語られていました。

 

注目されたその他の動き

  • ジェイアール東日本企画(jeki)は、交通広告の強みで安定的なポジションを維持

  • 東急エージェンシーはメインクライアントの離脱により順位を落とし続けていました

  • 上位20社のうち5社がインターネット専業広告会社となり、「知らない会社」が増え始めた時代です

【2015年度 広告代理店売上ランキング】

上位10社(売上高:億円)

順位 会社名 売上高(億円) 分類
1 電通 15,351 総合広告代理店
2 博報堂 6,587 総合広告代理店
3 アサツー・デイ・ケイ(ADK) 3,520 総合広告代理店
4 サイバーエージェント 1,421 デジタルエージェンシー
5 大広 1,400 総合広告代理店
6 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC) 1,174 デジタルエージェンシー
7 ジェイアール東日本企画(jeki) 1,052 交通系ハウスエージェンシー
8 東急エージェンシー 954 交通系ハウスエージェンシー
9 読売広告社 716 総合広告代理店
10 オプト 640 デジタルエージェンシー

11位~20位(インターネット系広告会社の台頭が鮮明に)

順位 会社名 売上高(億円) 分類
11 セプテーニ 612 デジタルエージェンシー
12 アイレップ 580 デジタルエージェンシー
13 デルフィス 537 トヨタ系ハウスエージェンシー
14 電通東日本 471 電通子会社
15 クオラス 420 フジサンケイグループ
16 電通九州 410 電通子会社
17 朝日広告社 397 朝日新聞ハウスエージェンシー
18 日本経済社 364 日本経済新聞ハウスエージェンシー
19 日本経済広告社 315 日本経済新聞ハウスエージェンシー
20 フロンテッジ 294 ソニー系ハウスエージェンシー

【今読むと…】時代を映した“貴重な記録”としての価値

この記事を書いた当時、業界関係者は「インターネット専業がTOP10の半分を占める時代が来る」と予想していました。

現在、実際にその流れは現実となり、デジタル専業の台頭はさらに加速しています。

もはやこれは「単なる古い記事」ではなく、
広告業界の激動を記録した貴重な“業界アーカイブ”と言えるでしょう。

【最新のランキングはこちら】

広告代理店の最新ランキングと、現在の業界勢力図はこちらからご覧ください:

【最新版】広告代理店売上ランキング2024年版──10年で何が変わった?