テレビの信頼が過去最高に
博報堂が小学4年生~中学2年生を対象に調査を実施しました。
その結果、『テレビの話は本当のことが多い』と答えた子供が71.3%と過去最高になりました。
一方で『インターネットの話は本当のことが多い』は29.0%にとどまり、10年前の調査(40.8%)を大きく下回りました。
視聴率の低下やインターネットの普及と比較すると、逆の現象です。
この調査は、
博報堂生活総合研究所が、小学4年生から中学2年生の子供を対象に、
1997年から10年毎にアンケート調査を続けています(1997年・2007年・2017年で実施)
マスメディア4媒体とインターネットの信頼度を比較しているのが特徴です。
マスメディアは1997年時より全てのメディアが信頼度アップしていますが、
インターネットは2007年度より(2007年度より調査開始)下落しています。
また、一方で新聞の信頼度も非常に高くなっています。
多くの家庭に新聞があった1997年度と、多くの家庭に新聞がない2017年度で、
スマートフォンが最も身近な存在の小学生を対象とした調査で新聞の信頼度が88.3%、インターネットの信頼度が29.0%というのは驚きです。
そもそも小学生が新聞を開いて見たことあるのか?テレビより信頼できると言えるほどの理解があるのか??多くの疑問は残ります。
一方で、この記事に対するYahoo!が実施した同アンケートでは、全く逆の調査結果となっています。
このアンケートはYahoo!のユーザーですので、年齢はバラバラです。
Yahoo!では、逆の結果です。
小学生より年齢の上の人がテレビよりネットを信頼しているいう結果です。
Yahoo!の調査の投稿欄には、博報堂の情報操作だろ!的な意見が多数ありますが、本当の所はどうなのかは分かりません。
個人的な感想では、比較するメディアの接触度も含めて調査をしないと正確なアンケートとは言えないとは思います。
100人の小学生のうち何人が新聞を読んだことあるのか?新聞とは「小学生新聞」のことを言っている可能性すらあります。
90%が利用しているインターネットと10%も見ていない新聞を同じ土俵で比較するのは無理があります。
信頼はしてないが、SNSなどの口コミから正確な判断をしている可能性もあります。
このような調査結果に関しては、どう解釈するか?
がポイントですね。