広告業界の基礎知識

世界の広告代理店ランキング:日本勢の存在感は?

2022年度の世界の広告代理店TOP10

2022年度の世界の広告代理店TOP10です。

  1. WPP – イギリス・ロンドン
  2. Omnicom Group – アメリカ合衆国・ニューヨーク
  3. Publicis Groupe – フランス・パリ
  4. Dentsu Group – 日本・東京
  5. Interpublic Group – アメリカ合衆国・ニューヨーク
  6. Havas Group – フランス・パリ
  7. Accenture Interactive – アイルランド・ダブリン
  8. MDC Partners – カナダ・トロント
  9. BlueFocus – 中国・北京
  10. Hakuhodo DY Holdings – 日本・東京

また、売上の規模は下記の通りです。
(2022年度は公開前の為、2021年度で計算)

※各社の2021年の年間売上高(国際会計基準)を日本円に換算した金額は以下の通りです。
(※1ドル=110円で換算)

  1. WPP – 3兆2,770億円
  2. Omnicom Group – 3兆1,710億円
  3. Publicis Groupe – 2兆8,770億円
  4. Dentsu Group – 2兆7,670億円
  5. Interpublic Group – 1兆8,830億円
  6. Havas Group – 1兆1,980億円
  7. Accenture Interactive – 2兆6,290億円
  8. MDC Partners – 8386億円
  9. BlueFocus – 6,640億円
  10. Hakuhodo DY Holdings – 1兆4,300億円

WPPグループ及びOmnicomGroupは、
世界規模で非常に大きなグループとして有名です。
日本では、電通と博報堂がTOP10に入っている状況です。

世界の広告代理店TOP10に共通すること

多くの売上規模を維持している広告代理店に共通することを整理してみました。

グローバル展開を行っていること

トップ10にランクインしている広告代理店は、グローバルに展開していることが特徴です。
今の時代、グローバルな展開は企業の成長に必須です。
グローバルに展開することにより、世界中の企業や消費者に対してサービスを提供し、
様々な市場のニーズに応えることができていると言えます。
また、グローバルな規模により、世界中での優れた人材の獲得や、海外企業とのパートナーシップ構築などが可能となります。
このような相乗効果により大きな成長を維持していると言えます。

 

デジタルマーケティングに特化していること

広告市場は、世界中でデジタル化が進んでいます。デジタルマーケティングの分野の能力は欠かせません。
トップ10にランクインしている広告代理店の多くは、デジタルマーケティングに特化したサービスを提供しており、
その分野での競争力があります。SNS広告や動画広告、プログラマティック広告などのデジタル広告に関する知見や技術力を持ち、
新しいトレンドやテクノロジーにいち早く対応できるよう努めています。

 

クリエイティブな広告制作に力を入れていること

トップ10にランクインしている広告代理店は、クリエイティブな広告制作に力を入れていることも特徴です。
デジタル分野においても、クリエイティブは非常に重要であることを理解しています。
世界的に有名なクリエイティブディレクターや広告クリエイターを擁し、アイデアの発想や広告の表現力に優れた広告を制作しています。
また、最新の技術やデザインツールを駆使し、高品質な広告を制作することで、顧客の信頼を得ています。

顧客との関係性を重視していること

トップ10にランクインしている広告代理店は、顧客との関係性を重視しています。
サービス業では当たり前のことを当たり前に実行していると言えます。 

顧客ニーズに合わせた広告戦略の提案、クリエイティブなアイデアの共有、クライアントのニーズに合わせた細かい調整など、
丁寧で迅速な対応を行い、顧客からの信頼を獲得しています。
また、常に顧客の視点に立ち、顧客のビジネス課題を理解し、共に解決策を見つけることを心がけていると言えます。

つまり、顧客との密なコミュニケーションによって、信頼関係を築いていると判断できます。

多様性と包括性を大切にしていること

TOP10に入るような広告代理店は、多様性と包括性を大切にしていることが特徴です。
グローバル展開を行っているため、様々な文化や価値観を理解し、
多様な人材を採用することで、創造性とイノベーションを生み出しています。

また、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを行い、
性別や人種、性的指向などに関わらず、全ての社員が働きやすい環境を整備することで、企業の発展と社会的貢献を実現しています。

 

世界の広告代理店の特徴のまとめ

 

トップ10にランクインしている広告代理店の共通点は、
グローバル展開、デジタルマーケティングへの特化、クリエイティブな広告制作に力を入れていること。
そして、顧客との信頼関係を重視し、多様性と包括性を大切にすることで、創造性とイノベーションを生み出していることだと言えます。

成長するには、上記の中から自社でできること。と1つずつ検討することが重要でしょう。

 

 

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