広告代理店の給料はどのくらい?

広告代理店の給料はいくら?

高給取りというイメージがある広告代理店。
はたして、本当に広告代理店は高給取りなのでしょうか?

特にこれから広告代理店に就職を考えている方には大きな関心ごとすね。

ということで、広告代理店の給料はどの程度なのか?
検証してみましょう!

 

 

広告代理店の給料の推移

 

他業種と比較すると、高給取りというイメージがある広告代理店ですが、確かに10年以上前は様々な理由により裕福でした。
しかし、リーマンショック・東日本大震災・マスメディアの衰退が重なり全体としては軒並み下降気味です。

バブル当時は、広告代理店とテレビ局などで接待費用を順番で出し合って宣伝部長を接待攻撃。
翌日には数千万円の申し込み。というのが珍しくはありませでした。

宣伝部長は複数のゴルフセットを持っているのは当たり前だったのです。

当時は、接待費使い放題、タクシー券も使い放題、銀座の街に行けば広告代理店の人間にぶつかるという時代があったのも事実です。
しかし、現状はかなり異なってきています。。。

 

広告代理店 給料

 

このような「広告業界絶頂時」には、中小の広告代理店でも年収1000万円は珍しくありませんでした。
接待費やタクシー代も自由に使えましたので、私生活にも流用しながら広告代理店の営業マンは裕福な生活を送っていました。

しかし、リーマンショック以降の広告業界を襲った不景気により、一気に情勢は変わります。

中小の広告代理店では1000万を超える給料はほとんど無くなりました。
接待費やタクシー代も自由には使えません。事前承認が必要です。
残業のタクシー代や接待は急に発生するものですので、【事前承認=不可】と一緒です。

私的に流用が可能だった接待交際費も事情が大きく異なっています。

クライアントサイドの変化もあり、接待交際費は極端に減っています。
今では、自分の給料から捻出している営業マンも少なくありません。

 

大手広告代理店の平均給料

大手3社の給料は、

  • 電通の年収で1000万から1200万前後
  • 博報堂で1000万前後
  • アサツー・デイ・ケイで800万前後あたりが現時点での目安ではないかと推測されています。

 

但し、電通でも30代ですと700万~800万前後くらいが平均かもしれません。
それでも、上記の大手広告代理店3社は広告業界では高給取りになります。

 

中小広告代理店の平均給料は

一方で、中小の広告代理店の給料は?というと、平均で400万~500万レベルが増えています。
10年前の半額程度まで給料が下がっているという方も珍しくありません。

新聞社系の広告代理店では、社員減と給料減と残業増のトリプルパンチで退社する社員が急増したと聞いています。

当時、社員の給料を下げる手段として流行したのが出世です。
出世すると月給制から年俸制に給料が変更になります。年俸制になるとボーナスが業績に応じて支給されるようになります。

すると、景気の悪い広告業界では年俸制になった時点でボーナスは減額することが確定していますので、最終的に給料は減額となります。

給料を多くもらうには役職なしで、残業が支給される立場が一番良い環境です。

 

これから広告業界に就職や転職されるのであれば、大手広告代理店以外は年収で400万前後の認識で就職される覚悟が必要です。
インターネット系の会社では高額な会社もありますが、仕事はハードになります。

インターネット系では、離職率の高い会社も多くありますので良く調べてから就職しましょう。

 

でも広告業界はオススメです!

大手広告代理店を除いては給料が下がっているとお伝えしましたが、他業種と比較して遜色はありません。

であれば、起業する為のステップとして広告業界に就職するのは選択肢としては正解です。
広告業界から起業はオススメコースです。

多くの起業経験者を見ていますが、起業するには広告経験者の方が絶対に有利です。
特殊なメーカーに就職しても、その知識は起業後に中々活かすことができません。
工場が無いと生産できないのですから当然です。

メーカーの総務部長やってました。と言っても採用先はありません。

しかし、広告業界は違います。
マーケティング全般の知識を取得することで、様々な企業で活躍することができるようになります。

目先の給料も大事ですが、数年後を見据えて自分のレベルアップを図るのであれば、広告代理店は就職先としてはありでしょう。

 

 

 

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