【第2回】 朝日・毎日・産経はどう使う?思想・地域・文化で考える”新聞広告”の考え方!

新聞広告特集

はじめに:読売・日経では届かない“深い層”がある

本記事は、シリーズ第1回「読売新聞が“生き残れている”理由とは?」の続編にあたります。

新聞広告というと、「読売で広く」「日経で富裕層に」という使い方が定番ですが、それでは届かない“特定層”が存在します。

本日は、マスの中では目立たないものの、強い思想性や地域接点、文化的つながりを持つ3紙ー朝日・毎日・産経に着目し、それぞれが持つ広告価値を“ターゲットに焦点を当て整理してみます。

 

 

今回も前回同様に『発行部数』のは焦点を当てず、あくまでも読者層に注目した記事内容になっています。部数減による効果減に関しては別記事にてご検討ください。

1. 朝日新聞|リベラル・知的層・文化人との接点を持ちたいなら

  • 知識層・文化人・行政関係者に高いブランド力
  • 特集・社説・論壇など論説系の信頼性が高い
  • 教育、社会課題、リベラル政策などへの感度が高い層と親和性

🎯 活用ポイント: 知的信頼性を重視した広告(大学、書籍、政策提言、教育・研究機関など)

🔍 分析視点の補足: 朝日新聞は知的で高所得な読者層という強固な顧客基盤を持っています。一方で、過去の報道姿勢が激しい批判にさらされた経緯があり、その明確な論調は“ブランドの強み”であると同時に、“ブランド毀損リスク”とも背中合わせの構造を抱えています。

2. 毎日新聞|地方文化・高齢層・教育行政への浸透が残るメディア

  • 書道展や音楽コンクールなど、文化行事による接点が継続中
  • 地方新聞に近い“地元密着感”と中道的な立ち位置
  • 高齢読者・教育関係者・地方自治体との関係性が一定数維持されている

🎯 活用ポイント: 文化・地方行政・シニア向け商材など、“丁寧に届く”広告に適します

🔍 分析視点の補足: 毎日新聞は政治的に「中道」という立ち位置を持っています。ただし、明確な強みや差別化軸を見出しづらく、五大紙の中では財務状況も最も厳しい状態に置かれています。広告主としては“狙い撃ち”というよりも“残された接点を活かす”という視点での活用が現実的です。

 

3. 産経新聞|保守・政治志向層にストレートに届く“思想メディア”

  • 保守系論調が明確で、政治・国防・歴史観などに強み
  • SNSとの相性が良く、X(旧Twitter)上での拡散力が高い
  • 関西を中心に固定的な保守層が存在

🎯 活用ポイント: 政策系広告、右派的思想に合う教育・出版・啓発ジャンルなどで活用価値大

🔍 分析視点の補足: 産経新聞は「正論」路線を通じて、保守層に対して明確で強固なブランドを確立しています。ただし、その思想的明確性ゆえに、特定層に限定される傾向が強く、日本社会全体の人口構造変化(高齢化・保守層の減少)により市場縮小のリスクを最も強く受ける可能性があります。

 

4. 比較まとめ|ターゲット・目的別に3紙を使い分けよう

以下の表は、広告主が届けたいターゲット層や訴求目的に応じて、朝日・毎日・産経の3紙をどう使い分けるべきかを整理したものです。

「誰に」「何を」届けたいかによって最適な新聞は異なります。単なる掲載ではなく、“どの新聞が最も響くのか”という視点で選ぶことで、広告の効果は大きく変わります。

ターゲット層 最適な新聞 活用例
知的層/文化人 朝日新聞 教育広告、社会課題訴求、論壇連動施策
高齢者・教育行政層 毎日新聞 文化系イベント告知、地方自治体PR、健康商材
保守系読者・政治関心層 産経新聞 憲法・国防・歴史系書籍、論壇提言、地方議会向け施策

 

まとめ:マスではなく“刺さる層”を狙う選択肢

朝日・毎日・産経の3紙は、いずれも「大衆向けマス媒体」としての力は低下しているものの、特定の思想・地域・文化軸で“ターゲティング”を持つメディアです。

広告主が「誰に」「どう届けたいか」を明確に描けるなら、これら3紙は選択肢として残ります。

読売・日経だけでは、物足りない・・・という時には3紙を検討することが必要です。

 

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