AI革命により10年後消える会社、生き残る会社
10年後に「消える会社」と「生き残る会社」の記事が週刊現代に記載されてました。
オックスフォード大学による将来の予測など、週刊現代はこの手の記事が得意です。
この現代ビジネス(講談社)というウェブサイトは参考になる記事が多くオススメです。
AI革命とは人工知能(AI)の発展による社会的な革命と考えられます。
AI革命によるプラス面とマイナス面を正確に予測することは不可能ですが、AI革命により目の前の常識が「常識でなくなる」ことは間違いありません。
記事の内容にボリュームがあるので、要点を抜粋してみました。お時間のない方は参考にしてください。
■10年後消える会社生き残る会社の記事を抜粋
- AIにお願いすれば航空チケットからホテルの手配までAIが実施してくれる(旅行業界の危機)
- 企業の宣伝部が予算を言えば最適なプロモーションを考えてくれる(広告業界の危機)
- 百貨店の「レコメンド機能」はAIに代替される
- AIによる自動取引・自動決済、また与信機能(リスク判定)により商社の「中抜き」が加速する
- AIによる自動運転、電力化により電力会社が復活する
- 自動車の軽量化などにより鉄鋼から化学繊維へ需要が変化していく
- 自動運転によるレンタカーの普及、乗り捨てのビジネスモデルにより駐車場運営会社が成長する(タイムズなど)
- AIによる「家庭内ビックデータ」により東京ガスが成長する
- アマゾンによる無人スーパー『AmazonGo』の普及によるコンビニ業界の大改革が起きる
- AIにより食品需要の予測が可能になり、食品業界の業績が向上する(破棄などの無駄がなくなる)
- 銀行は窓口の無人化などが予測されるが、AIにより焦げ付きの減少などのメリットもうまれる
- 在宅勤務が急増し、紳士服業界の業績が下がる。
広告業界に関係するのは②です。
この事業を手掛けるのはアマゾン・GoogleなどのIT企業です。
将棋や囲碁、自動運転などを考えると、過去の実績から生活者の動向などを分析して効果的な広告プロモーションを人工知能が考えることは不可能ではありません。
人力の営業力を売りにいてきた従来型の旅行代理店や広告代理店は消滅の危機に直面している可能性があります。
人工知能を否定しても、このような時代がくることは拒否することはできません。
私達にできることは、拒否をすることではなく、人工知能を味方にしてビジネスチャンスをつかむことです。
人工知能には“しがらみ”はありません。効果の無いメディアは淘汰されていきます。
その時にインターネット広告の需要は下がることはありません。
また、最終判断は人がすることに変わりはないでしょう。
数年後を見据えてインターネットによる集客や販売の知識を蓄えておくことで大きなビジネスチャンスをつかむことが可能です。
まとめ
旅行は「プランニングも含めて旅行の楽しみ」であり、広告は人の心を動かすクリエイティブも含めて広告の仕事です。
すべての企業がクリエイティブを含めた広告媒体の選定をAIに任せては他社との差別化はできません。
最終的な判断には人間が必要です。
しかし、
1つ言えることは、「あなたの今している仕事が機械でも簡単にできる」ということであれば10年後といわず3年後は危険!ということです。
自分ならではのクリエイティブ能力やアイデア力を磨くことも必要です。
何かが成長すると、衰退する分野だけでなく、比例して成長する分野が必ず誕生します。
広告業界では『プログラマティック広告』の普及が進みます。
察知する為のアンテナ力や人脈を磨いて未来に向けて準備しましょう!