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テレビドラマ視聴率の考え方とは?世帯と個人の視点から

テレビドラマの魅力を数値で表す視聴率には、「世帯視聴率」と「個人視聴率」の二つの重要な指標が存在します。
これらの指標を通じて、番組の人気や視聴者の動向を理解することができます。

今日はデイリー新潮の記事で世帯視聴率と個人視聴率についての記事がありましたので、
自分なりに解説してみます。

デイリー新潮の記事
【爆死扱いの永野芽郁「月9」にスポンサーは不満なし? 覆い隠せなくなった「世帯視聴率」の矛盾】を参考に
世帯視聴率と個人視聴率の違い、そもそもの視聴率の考え方について説明してみましょう。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailyshincho/entertainment/dailyshincho-1095951?redirect=1

上記記事を参考にしています。
まずは一度読んでみることをオススメします。

 

ドラマから見る世帯視聴里と個人視聴率

「君が心をくれたから」のケーススタディ

永野芽郁が主演を務めるドラマ「君が心をくれたから」は、公表された世帯視聴率が5〜6%という数値により、
表面的には人気が低いと捉えられています。
(調査した世帯の5~6%の世帯が視聴していた)

しかしながら、このドラマは特に若年層をターゲットにしているため、
世帯視聴率だけでその全体像を判断することはできません。

実際、若年層を中心とした個人視聴率では、他の多くのドラマと比較しても非常に競争力のある成績を収めています。
これは、世帯視聴率が一つの指標に過ぎないこと、そしてその背後にある視聴者層の違いを理解することの重要性を示していると判断できます。

高齢者向け番組と若者向け番組の対比

例えば、「ポツンと一軒家」は、主に高齢者層からの共感を集める内容です。
その結果、世帯視聴率は非常に高い数値を記録しています。

しかし、若年層を対象とした個人視聴率では、それほどの成績を挙げていません。

これは、番組の内容が高齢者の視聴者にとって魅力的である一方で、
若年層の興味を引く要素が少ないためと判断できます。

一方で、「Eye Love You」のような恋愛ドラマは、
若年層に受け入れられやすい傾向にあります。

このドラマは、世帯視聴率では平均的な成績に留まるものの、
若年層を中心とした個人視聴率では顕著な成功を収めています。

このことから、世帯視聴率と個人視聴率が異なるターゲット層への訴求力においてどのように機能するかが理解できます。

異なるドラマの比較

さらに、二階堂ふみ主演の「Eye Love You」や櫻井翔主演の「新空港占拠」などのドラマを視聴率で比較すると、
個人視聴率の重要性がより一層明らかになります。

これらのドラマは、世帯視聴率では、平均的な成績に留まるものの、
若年層を中心にした個人視聴率では、良い成績を収めています。

この現象は、特定の視聴者層に深く響くコンテンツが、
全体の視聴率には必ずしも反映されないということを表しています。

個人視聴率は、番組がどれだけターゲットとする視聴者層にアピールしているかを具体的に示すため、
番組制作者やスポンサーにとって非常に貴重なデータとなります。

視聴率に関する一般的な誤解の解消

さて、ここで一つ重要な誤解を解いておきましょう。

時々「視聴率50%=人口の50%が見ている」というような表現を目にしますが、
これは正確ではありません。

なぜなら、視聴率はあくまで調査対象となったサンプル内での割合を示してしるだけで、
全人口に対する直接的な割合ではないからです。

例えば、世帯視聴率が5〜6%というのは、
調査された全ての家庭の中でその割合の家庭が視聴していたということであり、
全人口の5〜6%が見ていたわけではありません。

テレビを見ない人々、例えば仕事や学業で忙しい人々、睡眠中の人々もいるわけで、
全人口の半数がある番組を視聴しているわけではありません。

つまり、視聴率を人口全体の割合と直接結びつけることはできないのです。が
全人口に対する視聴者数の計算には様々な統計が必要と言われていますが、
1つ考え方を紹介します。

視聴率から視聴者数を推定する

ということで、1つの考え方です。
(大きな考え方です)

世帯視聴率が5〜6%の場合、実際にはどれくらいの人が番組を視聴していたと考えるべきでしょうか?

この推定を行うには、まず日本の世帯数を基に計算を行います。

例えば、日本の総世帯数が約5,300万世帯(2021年時点)であるとします。
世帯視聴率が5〜6%であれば、約265万〜318万世帯がその番組を視聴していたことになります。

次に、1世帯あたりの平均人数、日本であれば約2.3人(2021年時点)を考慮に入れます。
これにより、約609万5千人〜731万4千人が該当のドラマを視聴していたと推定できます。

しかし、これはあくまで大まかな推定であり、実際の視聴状況や他の要因によって数値は変動します。

世帯視聴率と個人視聴率のまとめ

世帯視聴率5%の意味

  • 定義: 世帯視聴率5%は、調査対象となる全世帯のうち5%の世帯で特定のテレビ番組が視聴されたことを意味します。
  • 対象: この指標は世帯を単位としています。つまり、家族や同居人など、1つの世帯内の全員が同じ番組を視聴していると仮定します。
  • 特徴: 世帯の嗜好や動向を反映しますが、世帯内の個々人の視聴傾向は区別しません

個人視聴率5%の意味

  • 定義: 個人視聴率5%は、調査対象となる全個人のうち5%が特定のテレビ番組を視聴したことを意味します。
  • 対象: この指標は個人を単位としており、特定の年齢層や性別など、より細かい分析が可能になります。
  • 特徴: 個々の視聴者の好みや選択を正確に反映し、特定の視聴者層の嗜好や動向を把握するのに適しています。 

両者の違い

  • 対象の違い: 世帯視聴率は家庭単位での視聴を、個人視聴率は個人単位での視聴を反映します。
  • 分析の精度: 個人視聴率は特定のターゲット層に対する番組の魅力をより詳細に分析できるため、番組改善のために役立つと言えます。
  • 使用目的: 世帯視聴率は番組の全体的な人気度を把握するのに有用ですが、個人視聴率は番組が特定の視聴者層にどのように受け入れられているかを理解するのに役立ちます。

以上の点から、世帯視聴率と個人視聴率はそれぞれ異なる目的で利用され、テレビ番組の視聴動向を多面的に分析するために重要な役割を果たしると言えます。

今後は、個人視聴率を中心により詳細なデータ分析が進んでいくでしょう。

 

 

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