「老後の生活資金が心配…」、そんな思いを抱えている方は多いのではないでしょうか。
我が国では『高齢者の貧困化、老後破産』といった問題が深刻化しています。
『老後破産』『下流老人』という言葉も日常的用語になってきています。
60歳以上の16人に1人が、定年後の10年以内に生活資金が底をつき老後破産に追い込まれるという統計もあります。
『年金支給年齢の引き上げ、及び年金支給額の低下』『消費税を中心とする増税』により老後破産は確実に増え続けます。
定年後の安定した生活を送るためには、早期からの備えが必要不可欠です。
本記事では『老後破産を防ぐための具体的なステップ』について解説します。
具体的な「貯蓄計画の立て方」から、「年金制度の理解」「ライフスタイルの見直し」
さらには「副業や起業の考慮」についてまで、幅広くご紹介していきます。
あなたの未来を守るための行動を、今日から始めてみませんか?
老後破産を防ぐための具体的なステップ:早期対策が鍵
それでは、老後破産を防ぐ為の具体的な対策を考えてみましょう。
最後には、広告業界の方向けの対策もありますので、最後までお読みください。
まずは現状の理解が必要です。現状の理解を出来ていない方がほとんどです。
下記項目は最低限確認しておきましょう。
- 今現在貯蓄はあるか?
- 定年は何歳か?定年退職後何年働けるのか?その時の給与は何割カットか?
- 退職金はもらえる可能性はあるか?
- 子供の養育費は今後いくら必要か?
- 年金の支給開始年齢と定年退職年齢に差はあるか?
上記内容を踏まえた上で色々と検討していきましょう。
- 貯蓄を増やす:これは基本です。0金利、日本円への不安など様々な情報はありますが、何かあった時に役に立つのは現金です。
会社と一緒です。会社も現金が無ければ黒字倒産とします。毎月ある程度の金額を決めてしっかり貯蓄をしなければいけません。
月々の収入から一定の額を自動的に貯蓄口座に振り分けることで、貯蓄を増やすことができます。
また、ボーナスや副業などの臨時的な収入は積極的に貯蓄に回しましょう。
無意識の支出を減らすためにも、定期的に家計簿をつけて支出を把握することもおすすめです。 - 年金制度を理解する:年金手帳を確認し、どの程度の年金が支給されるのかを理解することが重要です。
分からない方は問い合わせをしなければいけません。
また、社会保障庁のサイトで提供されているシミュレーションツールを利用して、あなたの状況による年金額の変動を把握しましょう。
個人年金の方は月額6万円程度ですね。これでは絶対に生活はできません。
厚生年金と個人年金の割り合いなど今からチェックをし、支給開始年齢から逆算した生活設計が必要です。 - リスクを管理する:医療保険に加入したり、健康診断を定期的に受けるなど、健康管理に努めることが大切です。
健康を壊すと全ての計画に狂いが生じます。
また、長寿リスクに対しては、長期的な貯蓄計画や適切な投資で対策を立てることが重要です。 - 投資を検討する:投資はリスクを伴いますが、適切に行えば貯蓄を増やす手段となります。
定期預金よりも高いリターンを期待できる投資商品を探し、あなたのリスク許容度に合わせて投資プランを立てましょう。
貯蓄をの比率で考えるのもいいでしょう。海外投資を主にする生命保険なども検討してください。 - ライフスタイルの見直し:シンプルライフを送ることで、必要な支出を減らすことができます。
たとえば、外食の頻度を減らして自炊を増やしたり、不要なサブスクリプションを解約したりするなどの工夫が可能です。
小額のサブスクリプションを面倒で継続している人は結構多いです。非常に無駄です。
ハードなゲームをしない方は格安スマホで充分です。Wi-Fi環境なども考慮し格安スマホに切り替えましょう。 - 副業を考慮する:自分のスキルや趣味を活かした副業を始めてみることで、収入を増やすことができます。
例えば、英語力を活かしてオンライン英会話の教師になる。
プログラミングスキルを活かしてフリーランスのエンジニアとして仕事を受けるなどが考えられます。
まずは、今現在の仕事内容から派生できることを考えましょう。内勤の方でも副業としてのニーズはあるモノです。 - 起業を検討する:起業は大きなリスクを伴いますが、成功すれば大きな収入源となります。
自分が得意とするスキルや知識、または新しいビジネスアイデアを元に、小規模なビジネスから始めてみるるのがBESTです。
例えば、自宅でできるハンドメイド製品の販売や、オンラインコンサルティングなどが考えられます。
起業に関するノウハウやビジネスモデルについて学ぶためのセミナーや講座も多くありますので、参加してみると良いでしょう。
まずは、自分ができることの周辺から1つづつ取り組んでみましょう。何かしらの方向性が分かるはずです。
考えているだけでは絶対に進みません。
広告業界の方向けの副業と起業例
広告業界で働いている人は『マーケティング』『コミュニケーション』『デザイン』『ライティング』『クリエイティブ思考』『デジタルメディアの知識』など、
多様なスキルと知識を持っています。普通の会社員より詳しいはずです。
これらのスキルを活かして副業や起業をすることができます。これらの能力を活かした起業は飲食店の開業などと違い低コストで起業が可能です。
以下に、いくつかの具体的な例を挙げてみます。
副業の例:
- フリーランスのコピーライターやデザイナー:
自身のクリエイティブなスキルを活かして、ウェブサイトや広告キャンペーン、ブランドのアイデンティティ作りなどを手がけることができます。 - SNSマーケティングコンサルタント:
SNSの活用方法や運用を専門とするコンサルタントとして活動できます。
中小企業や個人ブランドがSNSを活用して集客やブランディングを行うためのアドバイスを提供することが可能です。 - ブログライターやカラムニスト:自分の専門知識を活かしてブログ記事やコラムを執筆し、その記事で広告収入を得ることができます。
また、企業のブログやニュースレターの執筆を請け負うことも可能です。
起業の例:
- デジタルマーケティングエージェンシー:自身の広告業界での経験を活かして、デジタルマーケティングに特化したエージェンシーを設立することが可能です。
SEO、SNSマーケティング、広告戦略立案、コンテンツ制作など、幅広いサービスを提供することができます。 - オンライン教育サービス:自身の専門知識やスキルを生かしてオンラインで教えることができます。
たとえば、広告制作、ブランディング、マーケティング戦略などをテーマにしたオンラインコースやウェビナーを提供することが考えられます。 - ブランドコンサルティング:独自の視点と経験を活かして、新しいブランドの立ち上げや既存ブランドのリブランディングを支援するビジネスを始めることも可能です。
これらの副業や起業のアイデアはあくまで一部です。
自分の専門知識、スキル、情熱、そして市場のニーズを考慮に入れて、最適な選択をすることが重要です。
今はSNSの時代です。広告費を掛けなくても自分をアピールすることは難しくありません。
特に起業の際には、資金、時間、ビジネスモデル、競争状況など、多くの要素を慎重に考慮する必要があります。
また、副業と起業の両方においては、業務を通じて得られる収益だけでなく、
自己成長やスキルの向上、キャリアの発展といった面でもメリットがあると考えられます。
それぞれの選択肢には利点と欠点がありますので、自分のライフスタイル、キャリアゴール、リスク許容度などと照らし合わせながら選択をすることが大切です。
そして、どんな道を選ぶにせよ、自分自身の能力と時間を最大限に活用し、融通性を持って対応することが重要です。
また、副業や起業を始める前には、現在勤務している企業の副業・二重雇用に関する規定を確認することも忘れないでください。
万が一、規定に反する行為をしてしまうと、本業に影響が出る可能性もあります。
まずは、自分の得意分野からはじめてください。
自分の知らない世界には、その道のプロがいます。到底かないません。
身近な所から検討する。ことは『副業や企業』で非常に大切です。
副業のススメはこちらを参照ください。