コラム

PDCAは何回すればいいか?

重要なPDCA

企業が業務を改善して業績を上げていくにはPDCAは必須の作業です。個人や商店などがチラシやインターネット広告を実施する時も同じです。
PDCAは、インターネット広告のABテスト、工場の作業効率の改善など、あらゆる場面で必要になってきます。

Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(計画)⇒Action(改善)

では、PDCAは何回実施すればいいのか?

PDCAサイクル

PDCAは1回実施すればOKというものではありません。新製品を発表して撤退するまで、何回でも繰り返すのが正解でしょう。

 

PDCAは柔軟に

PDCAは新製品の発売から撤退まで実施すべきだと書かせていただきましたが、
時期によって柔軟に考え方を変えていくことが非常に大事になってきます。

というのは、製品にはサイクルがあります。導入期→成長期→成熟期→衰退期と歩んでいきます。

このサイクルのどの位置にいるのか?しっかりと把握しながらPDCAを実施するのが大事です。
導入期の積極的な広告宣伝や設備投資などは、導入期の戦略です。成長期には、必ず競合他社が多数参入してきます。

当然、より魅力的な価格設定で参入してきます。導入期からのブランディング戦略がここで大事になってきます。
成熟期には市場でのポジショニングを把握して、衰退期に向けた戦略が必要になってきます。

衰退期に入る前の成熟期の段階から戦略を考えることが大事です。

リニューアル、新商品への移行、バージョンアップなど考える必要が出てきます。

導入期の感覚で、いつまでも同じ広告戦略を実施していては競合他社に市場は奪われることになるでしょう。
広告業界であれば、テレビ広告やSP関連は成熟期から衰退期。
デジタルサイネージは導入期から短い成長期を過ぎて成熟期から衰退期に入ろうかとしています。新聞や雑誌は完全に衰退期のど真ん中です。

テレビ広告はインターネットとの融合をどうするのか?衰退期に入らない様に踏ん張るべき大事な時期です。

インターネット広告は成長期から成熟期の間で様々なビジネスモデルが入れ替わって新陳代謝を繰り返している状況です。
既存のマスメディアと違い新規参入の壁がありませんので、次々にアイデアが出てくる為にこの状況は変わらないでしょう。

新聞や雑誌は衰退期ですので、デジタル化で衰退期をどうやって遅くするか?が当面の戦略になるでしょう。

特に新聞社は各社でデジタル化進めていますが、紙媒体の時と同じ様に不要な情報までまとめて提供して、月額○○○円。
と言うのは時代感覚としては遅れています。
必要な情報以外に出費をすることを期するのは時代錯誤の感覚です。

生活者は必要なモノ以外には出費はしなくなっています。

 

PDCAのまとめ

PDCAは対象となる製品のポジショニングに合わせて柔軟に実施していくことが大事です!

 

 

 

 

 

 

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