コラム

広告業界での起業は成功するか?

広告業界で起業して成功できるのか?

 

広告業界で働く方にとって『起業』は非常に興味深い関心事です。
広告業界ほど起業して『独立開業』する方が多い業界は他にありません。

個人事業主として、また小さな組織を立ち上げて成功している方が多くいます。

広告業界ほど起業に適した業界は他にないと言えます!

 

 

なぜ、広告業界での起業はオススメなのか!

広告業界での起業する人が多い理由は『初期投資金額の少なさ』つまり『ハードルの低さ』です。

多く方は、起業を検討する時に最初に『何の仕事をするか?』を考えなければいけません。
多くの方は【コンビニの開業】や【飲食店の経営】などのリアル店舗を選択される方が多いのが現状です。

会社の一員を脱出することを第一条件として、チェーン店を中心に自分の世界を考えるのです。
しかし、実店舗を開業する場合、初期費用に数百万から1千万円を超える費用が必
になります。

当然、初期費用は銀行からの借入が中心になります。政策金融公庫などから最低での数百万の借入が必要です。

この時はそれほど深刻に考えていませんが、起業後に毎月多額のランニングコストが大きな負担となることに気が付きます。
必要になる経費は、銀行からの借入金の返金、家賃、電気代、人件費(自分+アルバイトなど)、メンテナンス費用、仕入代金、車両台・・・などです。

これだけの費用を売上ではなく利益で捻出しなければいけません(利益です!

初期投資の費用によりますが、サラリーマン時代と同様の給料を得る為には、最低でも200万の利益は必要でしょう。
利益率30%として毎月600万の売上が必要です。

1店舗で1日20万の売上を上げるのは並大抵の努力では達成できません。
コストで大きな比率を占める人件費用を下げる為に、自ら働くことになりサラリーマン時代より休暇は取れません。

致命的なサービスの低下につながる材料費のコストダウンもできません。万が一赤字を出してしまったら、翌月に倍の売上を上げてトントンです。
ランニングコストで減額ができるのは、銀行への返済金額の減額くらいです(いわゆるリスケです)

銀行への返済期間を延長するということは、これ以上の借入ができなくなることを意味しています。
リスケが実績となり、銀行からの信用も一気に失います。

ちょっとしたトラブルが1か月起きるだけで、返済は遅延となりその後数か月に渡り、その返済に追われることになります。

近所で、飲食店やコンビニエンスストアがよく閉店していませんか?
コンビニエンスストアでさえ、利益を出し続けるのは難しいのが現状なのです。

 

実店舗を開始する多くの人は、事業への自信もあり、テンションも高く銀行に対する返済計画も強気に設定しています。
しかし、1年後には返済が厳しくなり、返済金額の減額交渉になるパターンがほとんどです。

数年間の長期に渡り事業を継続できる人は少数だと思って間違いありません。

 

 

180度異なる広告業界

 

広告業界での起業は、実店舗の企業とは180度異なります。

初期費用のハードㇽが極端に低いのです。
PC・スマホ・インターネット回線があれば他の投資は不要です。
最初は事務所も必要ありません。
個人であれば自宅を事務所にして全然問題ありません。

初期投資が不要で、従業員の給料も多額のランニングコストも不要な広告業界での起業は非常に有利です。
従業員を雇うのも成功してからで充分です。

優秀な外注先があれば永遠に一人で問題ありません。

 

このように、初期投資とランニングコストの低さは起業を成功させる為の絶対条件です。

 

まずは、自分と家族が生活できるだけの収入を得ることに集中することができます。

そして、広告業界で起業して成功する為には成功法則があります。
下記の4点を自覚すれば高確率で成功することが可能です。

 

広告業界で起業して成功する為の法則とは・・・・・

広告業界で起業して成功する為に必要な事は下記の4点です。

  1.  インターネットマーケティング
  2. 人脈
  3. 継続
  4. 覚悟(理由)


この4点は必須です。

 

①インターネットマーケティング

 

広告業界で起業して成功する為には、インターネットの知識は必須です。
個人が従来型のオールドメディアだけで起業しても成功することは不可能です。

なぜなら、広告主が、マスメディアなどの広告枠をわざわざ1個人に発注するようなリスクは負わないからです。

個人が起業して成功する為には、SPメディアやインターネットメディアなど、
会社の規模よりも『アイデアが重宝される分野』で起業することが成功への近道
となります。

中でも、広告主が最も関心がある『インターネットマーケティング』の勉強は必ずしなければいけません。
インターネットの知識が無い広告代理店に対するニーズは無くなると思って間違いありません。

今の時代、イベントやサンプリングなどを実施する場合でもインターネットの知識は必ず必要になります。

どうしても、インターネットマーケティングの勉強ができない場合は、優秀なパートナーを探しましょう。
インターネットの仕事に対応できる体制を構築しておくことは重要です。

 

また、インターネットの知識が必要なのは営業だけではありません。
プランナー・コピーライターなどの特殊な能力を持った方の起業にも、インターネットの知識は有利に働きます。

インターネットにより複雑化するマーケティングの世界を、企画として完成させるプランナーの能力は貴重な存在です。
また、インターネット動画が成長していますが、インターネットで重要な役割を果すのはテキストです。
インターネットが主流となる世界では、コピーライターの需要が減ることはありません。

 

②人脈

広告の仕事で、人脈は非常に大事な財産です。
起業した後に『あなたに協力してくれる外部の方が何人いるのか?』冷静に判断しなければいけません。

広告の仕事は一人で完成させることはできません。
広告物を制作する為には制作会社の協力が必要です。
また、個人となった「あなた」が広告メディアを申し込む為には媒体社とルートのある会社の協力も必要です。

起業後は様々な場面で、協力者が必要になります。

  • あなたに仕事の相談をしてくれる人
  • あなたを広告主などに紹介してくれる人
  • あなたが困った時に親身に相談に乗ってくれる人
  • そして、あなたに仕事を発注してくれる人

がいることは成功する為必要です。

特にあなたが起業前に大きな組織に属している場合は慎重に考えてください。
今は、あなたの名刺と付き合っている方が大半です。

大手広告代理店から起業してから“名刺の威力”という現実を突き付けられて後悔している方は大勢います。
あなたの名刺ではなく“あなた自身”と付き合ってくれている人がいるか?冷静に判断することが重要です。

 

③継続


あきらめずに継続することは絶対必要です。


「続けるか」「続けないか」は成功の分かれ道
です。

起業しても失敗する方の原因の多くは、成功する前にやめてしまうことです。

続けられない多くの理由は、

  • もっと楽で簡単だと思っていた
  • すぐに結果が出来ると思っていた。で挫折します。

広告業界の起業はコストは掛かりません。これほどリスクが低い業界はありません。
しかし、決して簡単でも楽でもありません。

ましてや数か月で成果はでません。しっかりと継続しなければいけません。
起業して成功するまでは最低でも1年以上、通常であれば2年間は継続することが重要です。

3ヶ月間から6か月間程度で結論を出すような気持であれば起業しない方がいいでしょう。

 

④覚悟(理由)

起業後には様々な困難が待ち受けています。
思った通りに行かない事の方が多いのが普通です。

資金調達にも頭を悩ますことになります。日常のちょっとした交通費が重荷になることもあるでしょう。
1万円を稼ぐのがどれだけ大変か?経験することになります。

しかし、成功は必ず困難の先にあります!

一切の挫折もなしに起業して成功する可能性はありません。

困難が大きければ大きいほど乗り越えた後の成功は大きくなります

 

これは間違いありません。保証します!

挫折したことが財産やノウハウになり、より大きな成功へ近づくことができるのです。

 

困難を乗り越えるポイント!

では、困難を乗り越えるポイントは何でしょうか?
それは『強い覚悟』です。

 

「絶対に諦めない」という強いモチベーションを維持し続けるだけの理由を持つことが重要です。

前職の会社や上司を絶対に見返してやる!なんかは強い動機になります。
決して悪いことではありません。

あなたが成功すれば前職の会社と、結果としてよい関係が築けるかもしれません。

会社に不満があって辞めたのであれば、成功しない限りあなたの考えは間違っていたことになります。
『 成功するまで絶対に辞めない!』と自分を鼓舞できるだけの強い覚悟は絶対に必要です。

動機が弱いと、ちょっとした挫折で諦めてしまいます。

なぜ起業するのか?「なぜ」「なぜ」と繰り返し自分に質問して強い動機を確認しましょう。

 

モチベーションを維持するコツ

では、どうすれば強い覚悟を継続することができるでしょうか?

モチベーションを維持するコツは2点です。

  1. 公言すること。
  2. 成功した姿を想像すること。

この2点は重要です。

 

  1. 起業という決断をしたのであれば、目標があるはずです。思い切って公言しましょう。
    家族や友人そして仕事仲間に公言して「逃げ道を無くす」ことは重要です。
    起業は、生半可な思い付きでするようなことではありません。公言ができないというレベルであれば動機が弱すぎます。
    公言できるまでビジネスモデルを練り上げます。
  2. 成功した目標や姿を明確に想像できるレベルまで高めることは重要です。
    成功した自分の目標とする姿を毎日思い浮かべることはモチベーション維持に大きく貢献します。
    年収1000万とかではなく、具体的に想像します。年収1000万で何をするのか?その使い道までも確定しておきます。
    引っ越し、趣味、家族との海外旅行、海外移住など自分が一番求めている姿を具体的に想像します。

 

【思考は現実化する】という言葉をご存じだと思います。
この言葉は本当です。

毎日想像することで、自然と行動が変化してきます。
すると、自然と情報が自分の所に集まってきます。

そして、成功に向けた具体的な行動ができるようになります。
具体的な行動は成果につながり、モチベーションの維持へとつながります。

強い意志を持ち、モチベーションを維持して継続すれば必ず成功することができるのです。

 

広告業界で起業して成功する為の方法について説明させていただきました。

広告の仕事ほど起業に適していて、大きな収入が見込める仕事はありません。
最初は大きな苦難があるかもしれませんが、成功した時の見返りは大きいでしょう。

あなたも起業して自由で豊かな生活を手に入れてください。

 

 

 

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