コラム

目標の立て方

目標の考え方

新年度になると目標を立てるのが普通ですが、
目標の立て方に苦労する方が多くいらっしゃいます。

会社組織に属するビジネスマンは予算を提出してから確定まで2週間程度の期間を要します。
個人の予算だけでなく、部の予算から会社の予算までの辻褄を合わせなければなりません。

 

 

あなたが会社に属するビジネスマンであれば、会社人としての目標だけでなく、個人的な目標を立てることも重要です。

 

【目標の立て方】

ビジネスマンであれば組織に属する立場として予算計画を立てることは重要です。

前年度に対して105%から110%あたりの攻防でしょう。
他の部署などの兼ね合いから「前年比110%で予算を組んでくれ」と会社から要請がきて予算組みするのがほとんどです。

しかし、これだと予算達成の根拠がありませんので、ただの数字マジックになってしまいます。
つまり、根拠のない「ラッキー」ねらいです。

結果として、期末の売上を来月に回したり、上期の売上を下期に回したりを繰り返して会議を乗り切ることが目的となります。
1年後には何も達成できないまま、来期の予算組みがはじまります。

 

数字だけの予算では長期的な展望は築けない

このように、前年比から数字の達成だけを予算の中心とする考え方では、会社に財産は何も残りません。
数字だけに拘らず、数年後を見据えた財産形成を中心とした予算を考えることも重要です。

財産形成とは、将来数字を稼ぐことができる会社の財産です。

前年の数字だけから予算を構築するだけだと、会社に財産は残りません。
クライアントの景気状況に左右されるだけです。

今取り組んでいる仕事は、数年後もキャッシュを生む可能性がある仕事なのか?を同時に考える必要があります。

広告代理店であれば『インターネット部門』は会社にあるのか?その部門の売り上げは伸びているのか?
インターネット関連の売上げが伸びていなければ何が問題なのか?検証する必要があります。

世の中の広告予算がインターネットに集中してきている状況の中でインターネット関連の売上が伸びていないのは、流れに逆行しています。
インターネット関連の予算が前年比で増えていないのであれば広告代理店として致命的です。

未だにインターネット関連の予算が0円という広告代理店もあるのが現実です。

新聞広告などに多くの人材がいるのであれば人員を整理しましょう。
将来性の無い部門に人員を割くのは、会社としても担当者としても財産が何も残りません。

会社に得意分野があれば徹底的にその分野を徹底的に追及します。

当たり前ですが、目標とは数字だけではありません。しかし、会社に勤務していると「数字」に追われる為に数字の達成が目標の全てになりがちです。

数年後を見据えた「数字だけでない目標」を立てることが当たり前な組織にならなければいけません。

目標を立てる時は、数字以外の目標を立てることも検討しましょう!

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