プロモーションで活躍するインフルエンサー
企業のキャンペーンを考える時、マスメディアでの告知やPPC広告などは王道の手法です。
そして、SNSの普及に伴い、
第三者による『口コミ』『拡散』も外せない戦略となっています。
今の若者は『テレビを見ない』人は珍しくありません。
ましてや『新聞』となると若者の大多数は購読していません。
マスメディが無くても生活に不自由は感じていないのです。T
このような若者が情報に接するメディアは『SNS』です。
自分が好きな人、信用している人、尊敬している人、参考にしたい人は『SNSの中』にいるのです。
自分の好きな人が「愛用している化粧品」「好きな食べ物」を一度試してみたいと思うのは自然な現象です。
そこで登場するのが、SNSの情報拡散に欠かせない『インフルエンサー』の存在です。
2018年6月20日にサイバーエージェントが、インフルエンサーの活用に関する調査結果を発表しました。
この調査結果によると、
国内企業の56%がインフルエンサーを活用しています。
影響力を増す『マイクロインフルエンサー』
インフルエンサーの中でも、最近は『マイクロインフルエンサー』の影響力が顕著に増加しています。
調査結果でも『マイクロインフルエンサー』を活用している割合が42%と最多になっています。
インフルエンサーとは、10万人を超えるような大きなフォロワー(影響力)を持つ人のことをいいます。
一方で『マイクロインフルエンサー』とは『インフルエンサー』よりもフォロワー数が少ない人のことを言います。
定義は様々ですが、1万人以内のフォロワーを持つインフルエンサーのことを表現する場合が比較的多くなっています。
なぜ『マイクロインフルエンサー』が注目を集めているのか?
フォロワー数の少ない『マイクロインフルエンサー』が注目を集める理由は、
費用対効果の高さです。
フォロワー数が少ない分、掲載に必要な費用が少なくなります(低コスト)
また、フォロワー数が少ないということは、ある特定の分野に特化している可能性が高くなります。
つまり『濃いファン』が多いということです。
結果として、無駄が少なくなり費用対効果が良くなります。
フォロワーが10万人を超えるようなインフルエンサーは、影響力があります。
しかし、掲出の費用が高価なうえ(高コスト)幅広い層のフォロワーがいることが想定されます。
その結果、費用対効果の面では無駄が発生する可能性があります。
フォロワーになっているだけで、SNSをスルーしている人が多いと想像できるのです。
特に興味が無いのに、フォロワー数が多いというニュースを見て、とりあえずフォロワーになってみた。
という経験はあなたもあると思います。
このような場合のフォローは意味がありません。
つまり、同じ人数にアプローチするなら、
1人のインフルエンサーより、10人の『マイクロインフルエンサー』の方が効果的ではないか?という発想です。
利用するSNSは
キャンペーンに利用するSNSは、インスタグラムが1位の64%に達しています。
『インスタ映え』はマスコミからの注目度も高く、大企業を中心に活用されているのでしょう。
続いて、Youtube、Facebook、Twitterと続きます。どのSNSを利用するのかは、企業の戦略により異なります。
写真映えが良く、女性に拡散したいのであればインスタグラム。
瞬間的な爆発力であればTwitterというような選択がいいでしょう。
新商品の【話題性の喚起】や【SNSでの拡散】で、インフルエンサーの活用は検討すべき戦略です。
予算の比較的少ない中小企業でも活用することが可能になってきました。
マスメディアが高価で活用できない方、
またマスメディアの効果に疑問を持っている方は『マイクロインフレンサー』というキーワードは覚えておきましょう!