【ブランドジャーナリズム】は、
単なるサービスや商品の告知だけの広告が生活者に届きづらくなった時代において、
注目されている手法です。
ブランドジャーナリズムとは
【ブランドジャーナリズム】という言葉自体は、新しい言葉ではありません。
「コンテンツマーケティング」と比較される手法として、多くの企業で取り入れられてきました。
SNSの普及により、より注目されてきた手法といえるでしょう。
なぜ、SNSの普及によい注目されてきたのか!
SNSの普及に比例して、情報を発信する主役は生活者に移行しました。
企業の売上も口コミに左右される時代です。
このような時代に、普通の広告が生活者の心に響くことは困難になってきています。
生活者と、より深いコミュニケーションを図るには、他の方法が必要になってきたのです。
そこで、注目されているのが【ブランドジャーナリズム】なのです。
企業にもジャーナリズム(報道機関)としての視点が必要という考えにより、
ジャーナリズムの立場でメッセージを発信するのです。
ブランドジャーナリズムとは、
企業が自社のブランドの価値や歴史、また、社会的なメッセージを生活者に訴えることで、よりよい関係構築を目指す手法
ブランドジャーナリズムの例
ブランドジャーナリズムでは、
- 【女性の社会進出について】
- 【男女平等について】
- 【自然災害について】
- 【ごみ問題について】
- 【セクハラやパワハラについて】
などの『社会問題』に対して企業がメッセージを発信します。
2019年度の例としては、
〖SEIBU SOGO〗によるメッセージ広告が【ブランドジャーナリズム】に相当します。
この広告に関しては、正月早々に炎上していますが、ブランドジャーナリズムとしては代表的な例になります。
『わたしは、私』として、女の時代に関しての意見広告です。
SEIBU・SOGOの広告は一切ありません。
このような広告は今後増えていくことは間違いありません。
ブランドジャーナリズムの注意点
しかしながら、ブランドジャーナリズムは良いことばかりではありません。
単純な広告ではなく、社会的なメッセージを発信する為に、炎上するリスクと“背中合わせ”なのです。
上記で紹介した【SEIBU SOGO】の広告も2019年度早々に炎上しました。
女性の立場に立ったメッセージとして発信していますが、顔にパイを投げつけられていることで批判的なメッセージが拡散しています。
社会問題について、意見を言えば反対意見が出るのは防ぐことはできません。
賛成の方や、何とも思わない方は投稿しませんので、どうしても反対意見ばかりが注目されてしまいます。
実際は、反対も賛成も大きな差はないはずです。それでも炎上広告となってしまうリスクは避けられません。
まとめ
男女平等、環境問題、少子高齢化、原発問題、他国との関係に関する問題、職場問題、パワハラ・セクハラ問題
など、企業は自らの意見を発信しなければいいけない時代になりました。
メッセージや広告は、好き嫌いの世界です。賛成もあれば反対もあります。
炎上のリスクを炎上を防ぐポイントは、女性の意見を積極的に取り入れることです。
女性を味方にすうことで炎上のリスクは最低限に抑えることが可能です。
【ブランドジャーナリズム】は、企業のブランド価値としても、引き続き注目されていくでしょう。
企業価値の向上を検討いたい方は、ご相談ください。
企業メッセージ、コピーなど様々な観点からご相談に応じます。