いつもお客が来なくて倒産しそう
サラリーマンに見切りをつけて会社を退職!
鼻息あらく店舗運営を始めたが、お客が来なくて倒産しそうな方が結構います。
特に飲食店を開業される方には多いですね。
料理を作るのが好きなのと、商売は別物です。
お客がこない原因は3つです。
- サービスが悪い。まずい。技術が下手(これは間接的な手段では解決できません)
- 新規顧客が獲得できていない
- リピーターがいない(リピートされない)
1は、最初から出直すとして、2と3に関して改善策を考えてみましょう。
新規顧客が獲得できていない
新規の顧客を獲得できない原因は、大きく5つ考えられます。
- 立地条件が悪い
- 知られていない
- 告知が下手
- 口コミがない
- 競合他社にお客が流れている
と、おおよそ原因は上記の様になります。
原因と解決策
- 立地条件が悪い
⇒立地条件の悪さをカバーする魅力を考えなければなりません。立地条件の悪さは店舗の運営において、大きなマイナスです。
しかし、独自の特化したサービスがあると、立地の悪さがプラスに作用する場合もあります。
山の上にあり、車から降りて長距離を歩かないと行けない“景色の良い絶品ピザ屋”のような人気店もあります。
どんなに説明しようが、立地の悪さは変わりません。
逆に、立地条件のマイナス部分をプラスにする独自のサービス開発が必要です。
「〇〇町で一番分かりづらいラーメン〇〇」「日本一不便なラーメン〇〇」「わざわざ着ていただいた賞 毎日プレゼント」「雨の日50%OFF」
「人気のクラシックカー送迎無料」などなど、何でもいいと思います。
マイナスをプラスに捉えてみましょう。⇒また、人は目的が2カ所以上あると行動するようになるという特性があります。近くの観光名所、美味しい食べ物やなどとタイアップをすることで来客を増やすことが可能になります(取り組みをしている方が少ないのでおススメ手法です)
『人は2か所以上理由があると行動しやすくなる』は覚えておきましょう。魅力を複数揃えることは非常に重要です!
- 知られていない
⇒新規顧客が来なくて当たり前です。広告・SNS含めて告知が必要です。
ターゲットは何を見ているのか?ターゲットに合わせて広告方法を考えましょう。 - 告知が下手
⇒自社のサービスの対象となるターゲットがいる場所で告知をしているか?
流行りの手法に惑わされて見当違いの広告展開をしていないか?再検討が必要です。
また、自社のサービスを一方的に訴求している場合は、顧客目線の告知内容に変更する必要があります。自社のサービスの自慢話しを一方的に訴求するだけではなく、
そのサービスを得ることで、顧客はどうなるのか?『何が変化するのか?』『その後』を訴求することが重要です。 - 口コミがない
⇒口コミ(インスタ映えなど)に値する特徴がない状況です。
今の時代、ちょっとした工夫で簡単に口コミが可能です。
スケール感などSNSにアップして「いいね」をもらえるサービスが必要です。 - 競合他社にお客が流れている
⇒競合他社の研究が必要です。
そして競合他社に勝るサービスを1つずつ構築していくしかありません。
リピーターがいない(リピートされない)
リピータ-がいない状況ということは、新規顧客が2度目、3度目と来店しない状況です。
原因と解決策
一度来店して再訪されない場合、サービスが悪かったのが原因でしょう。
つまり、顧客が価格以上の価値が見いだせなかったことが原因です。
価格以上の価値を提供しなければ、
顧客は「来てよかった」「また来よう」「友達に自慢しよう」「SNSに乗せよう」という感情になりません。
リピートされないということは「もう二度とこない」というのと状況は同じです。
『うちはサービスが良い』というのは、多くが“思い違い”です。
他社もサービスは良いと思っています、実際に大きく変わりません。
リピートされないということは、新規獲得は出来ているが、サービスに何か問題があることが明らかです。
アンケート収集などで、しっかりと顧客の声を聞かなければいけません。
また、ポイントカードの発行、SNSの友達申請など、顧客との関係を構築する努力は、最低限やっていなければいけません。
まとめ
- お客がいない。というこは、新規が来ないのか?リピーターがいないのか?
どちらかが原因です。しっかりと原因究明することで正確な解決策が分かります。 - 自社はサービスが良い。といのは思い込み。他社もサービスは良いと思うことが必要。
- 安定した売上は、安定したリピーターによります。新規顧客は逃さないという貪欲さが必要。
- お客がこない原因はシンプルです。先入観を持たずに解決策を考えることが重要です。
お客がこない原因は、新規なのか?リピーターなのか?の分析からはじめて、
その原因は何なのか?立地条件なのか?価格なのか?細かく検討していくことで原因究明と解決策が分かります。