「お客がなかなか来ない…」「思ったより売上が伸びない…」 独立開業した店舗経営者の多くが直面する悩みです。
特に飲食店や美容室、小売店など、勢いよく開業したのに、気づけばお店はガラガラ…という状況になっていませんか?
お客がこない「原因」は2つに絞られる!
実は、「お客が来ない」原因は極めてシンプルです。
- 新規のお客さんが獲得できていない
- リピーターが育たない
さらに、新規のお客さんが獲得できない大きな原因の一つに「立地条件の悪さ」がありますが、これも工夫次第で改善できます。
この2つのどちらか、または両方に必ず課題があります。
【新規顧客獲得編】具体的な行動方法
①立地が悪い
立地の悪さは、もう引き返せませんね。多額の資金を投入して出店してしまった訳ですから、今さら移転は難しい状況です。その場所で事業を継続するしかない状況です。

その場合の施策は、「立地の悪さを逆手に取る」しかありません。
具体的には、まずあなたのお店が「他と違う特長や強み」を探す必要があります。
- 人は「行きたい場所」が近くに2カ所以上あると、そのエリアに出かけたくなる傾向があります。
つまり、興味のある場所が一度に2カ所以上同時に見れる(体験できる)となると、そこに行く理由ができるのです。
駅から遠かったり、車で行くのが不便な立地の場合も、それを逆手に取りましょう。
例えば「駅から遠いからこそ味わえる隠れ家的空間」や、「不便さを楽しむ特別なドライブコース」を提案するなど、ユニークな発想で興味を引くことが大切です。
さらに「雨の日限定割引」など具体的な割引サービスを看板やSNSで積極的に発信し、近隣の観光施設や人気店と連携して、「ついでに立ち寄りたくなる」理由を作りましょう。 - 近隣の施設やお店と直接交渉し、割引券や紹介カードを置いてもらうのも取り組まなければいけません。これは双方にメリットがありますので、やらない手はありません。
②知られていない
最初はお店が知られていません。まずは「知ってもらう」必要があります。
自店のターゲットが見る媒体をリストアップしましょう。
- Instagram、Twitter、Facebookなど、ターゲットがよく利用するSNSにアカウントを開設し、店舗の魅力を写真や動画で頻繁に投稿しましょう。
- Googleマップにお店の情報を登録し、口コミ投稿を促しましょう。
③告知が下手
告知が下手なケースは非常に多いのが現状です。
- 「このお店に来ると何が得られるか?」を明確にして、チラシやSNS投稿にわかりやすく記載しなければいけません。
- チラシや広告は第三者にチェックしてもらい、「分かりやすい」「魅力的」と評価されるまで改善を繰り返しましょう。自分が思い込んでいることが見当違いなことはよくあるケースです。
④口コミがない
今の時代、口コミが少ない店舗に新規のお客は来ません。
まずは、口コミを増やす努力が必要です。
- お客様にSNS投稿を促す仕掛け(投稿したら割引や小さなプレゼントなど)を用意しましょう。
- 店内にフォトスポットやユニークなメニューを作り、「撮りたくなる」「共有したくなる」要素を作りましょう。

今の時代、SNSに投稿できる。とそれだけの理由で相当数のお客が見込めます。
しかし、サービスを落ち度なく提供することは最低限必要です。
ちょっとしたことで炎上投稿になってしまうのも、今の時代の特徴です。
⑤競合他社に流れている
- 競合店を実際に訪問し、「なぜお客さんが行くのか?」をノートに記録しましょう。
- その上で、「自店が競合より優れている点」を明確にし、店内やSNSでアピールしましょう。
【リピーター定着編】具体的な行動方法
①顧客の声を聞く
- 来店者にすぐできる簡単なアンケートを実施(紙やタブレットで3問程度)しましょう。
- 回答を元にすぐに改善を行い、「お客様の声を反映しました」と店内掲示やSNSでアピールしましょう。

改善したら、それを感謝し、アピールすることは非常に大切です。
②価値を感じてもらう
- 初回来店時に次回使える割引クーポンやポイントカードを必ず渡しましょう。
- 誕生日や記念日などの情報を集め、特別サービス(割引やプレゼント)を用意しましょう。
③関係性を深める仕組み
- LINE公式アカウントをすぐに開設し、登録者に定期的にお得な情報やクーポンを配信しましょう。
- お店のイベント(試食会や感謝デーなど)を定期的に開催し、お客様との接点を作りましょう。
今日からできる具体的アクション
- 競合店を調査し、差別化ポイントを設定する
- SNSや広告をお客様目線に修正する
- 来店したお客様へのアンケート調査をすぐ始める
- GoogleマップやSNSの店舗情報を充実させ、投稿頻度を増やす
- LINE公式アカウントを開設し、初回クーポンを発行する
今、もし「お客がこない」と悩んでいるようでしたら、上記内容に取り組みましょう。
お客が来ない原因を明確にし、一つずつ確実に行動することが大切です。
あなたのお店が「お客さんで賑わうお店」になるために、今すぐ取り組んでみませんか?