屋外広告やOOH広告を検討するとき、最初に知りたいのは「結局いくらかかるのか」ではないでしょうか。
駅のポスターなら数十万円で実施できることもあります。
一方で、渋谷・新宿・東京駅などの大型媒体になると、1週間で数百万円から1,000万円を超えることもあります。
また、最近は広告業界で「OOH広告」という言葉もよく使われます。
OOHとは「Out Of Home」の略で、家の外で接触する広告全般を指します。
日本では今でも「屋外広告」という言葉で検索・相談されることが多いため、この記事では「屋外広告」と「OOH広告」の両方を使いながら、主要媒体の料金表を中心に整理します。
この記事に掲載している料金は、媒体資料や提案実務をもとにした目安です。屋外広告・OOH広告の料金は、時期、販売条件、空き状況、料金改定、キャンペーン設定によって変動します。実施前には必ず最新の媒体資料で確認してください。
主要屋外広告・OOH媒体の料金早見表【2026年版】
まずは、主要エリアの屋外広告・OOH媒体を料金順に整理します。
渋谷、新宿、銀座/有楽町、東京駅、品川駅などの大型媒体は、同じ「1週間」でも料金に大きな差があります。予算規模から媒体を探したい場合は、まずこの表を見ると全体感をつかみやすいです。
| 価格帯 | エリア | 媒体名 | 料金目安・税別 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1,500万円以上 | 新宿 | JR東日本 新宿BBB | 7日:15,000,000円 | JR新宿駅南改札コンコースの大型空間ジャック |
| 1,000万円以上 | 渋谷 | JR渋谷ハチコーボード | 14日:12,800,000円 | 渋谷駅駅舎壁面の大型シート広告 |
| 1,000万円以上 | 新宿 | JR東日本 新宿ウォール456 | 1週間:11,000,000円 | 新宿駅東西自由通路の大型ヨコ型サイネージ |
| 500万〜1,000万円 | 品川 | JR東日本 品川駅 大型フラッグ | 14日:8,800,000円 | 品川駅中央改札内の大型フラッグ広告 |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷 | 渋谷ハチ公口5面同時プラン(基本回数) | 7日:6,000,000円 | 渋谷ハチ公口周辺の大型ビジョン複数面展開 |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷 | 渋谷憲章シート広告 | 14日:7,000,000円 | ハチ公広場周辺の大型シート広告 |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷 | 東急田都渋谷ビッグサイネージプレミアム | 1週間:7,000,000円 | 田園都市線渋谷駅改札付近の大型サイネージ |
| 500万〜1,000万円 | 東京 | 東京中央通路電照デジタルシートセット | 7日:7,000,000円 | 東京駅中央通路の電照シート+デジタル媒体 |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷 | 渋谷ハチ公口 5面同時プラン | 7日:5,900,000円 | 渋谷駅前ビジョン等5面の同時放映 |
| 500万〜1,000万円 | 品川 | JR東日本 品川駅 大型フラッグ | 7日:5,500,000円 | 品川駅中央改札内の大型フラッグ広告 |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷 | 東京メトロ 渋谷55ストリートビジョン | 7日:5,000,000円 | 半蔵門線渋谷駅B2階のサイネージジャック |
| 100万〜500万円 | 銀座 | 東京メトロ MCV 銀座駅ジャック販売枠 | 7日:4,000,000円+シート1,000,000円 | 銀座駅構内のデジタルサイネージジャック |
| 100万〜500万円 | 東京 | JR東日本 東京ブライトピラー | 7日:3,500,000円 | 東京駅改札内・新幹線乗換口付近の大型媒体 |
| 100万〜500万円 | 銀座 | 東京メトロ 銀座ツインウォール | 7日:2,400,000円 | 銀座駅改札内のツインウォール広告 |
| 100万〜500万円 | 新宿 | JR新宿サザンボード | 14日:2,000,000円 | 新宿駅南口ルミネ壁面のシート広告 |
| 100万〜500万円 | 表参道 | 東京メトロ 表参道駅柱巻 | 7日:1,500,000円 | 表参道駅中央改札内の柱巻広告 |
| 100万〜500万円 | 表参道 | 東京メトロ MCV 表参道駅ジャック販売枠 | 7日:1,200,000円+シート300,000円 | 表参道駅中央改札内のサイネージジャック |
| 100万円前後 | 新宿 | ユニカビジョン(基本回数) | 7日:1,000,000円 | 新宿東口の3面連動大型ビジョン |
| 100万円前後 | 品川 | J・ADビジョン品川駅自由通路セット | 7日:1,000,000円 | 品川駅自由通路の70インチ44面セット |
| 100万円未満 | 新宿 | クロスビジョン新宿(基本回数) | 7日:800,000円 | 3D放映対応でSNS拡散も狙いやすい媒体 |
予算別に見るおすすめ媒体
予算から屋外広告・OOH広告を探す場合は、次のように考えると分かりやすいです。
| 予算 | 候補媒体 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 100万円未満 | クロスビジョン新宿など | 短期の話題化、SNS拡散、テスト出稿 |
| 100万〜300万円 | ユニカビジョン、表参道駅柱巻、品川J・ADビジョン、新宿サザンボードなど | 特定エリアでの認知拡大、ブランド訴求、BtoB向け告知 |
| 300万〜500万円 | 東京ブライトピラー、銀座駅ジャック、銀座ツインウォールなど | ビジネス層、富裕層、ブランド広告向け |
| 500万〜1,000万円 | 渋谷5面同時プラン、東京中央通路セット、品川大型フラッグなど | 大型キャンペーン、採用広告、商品ローンチ、話題化施策 |
| 1,000万円以上 | 新宿BBB、新宿ウォール456、渋谷6面同時プラン、渋谷ハチコーボードなど | 大規模ブランドキャンペーン、駅空間ジャック、全国PR連動 |
予算が大きいほど良い媒体を選べるとは限りません。重要なのは、ターゲット、エリア、企画内容、素材表現、SNS連動の可否が合っているかです。
渋谷エリアの主要屋外広告と料金
渋谷ハチ公口周辺は、日本でもっとも屋外広告・大型ビジョンが集中しているエリアの一つです。若年層、エンタメファン、観光客、インバウンドへの接触に強く、ゲーム、音楽、アニメ、映画、ファッション系の広告でよく使われます。
渋谷ハチ公口 大型ビジョン同時放映プラン
| プラン | 対象媒体 | 料金・税別 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 5面同時プラン | 渋谷駅前ビジョン、Rakuten Vision、Q’sEYE、スターツビジョン渋谷、109フォーラムビジョン | 6,000,000円 | 7日間/15秒×4回程度/時間 |
| 6面同時プラン | 上記5面+シブハチヒットビジョン(¥1,820,000) | 10,820,000円 | 7日間/15秒×4回程度/時間 |
渋谷ハチ公口の複数面同時放映は、見た目のインパクトがあります。5面同時放映プランが基本となります。ただし、6面プランにすると、単純に1面分を追加する以上に全体料金が上がる場合があります(6面にするだけで5面の料金が同時放映調整分として¥3,000,000アップします)
渋谷だけに予算を集中させるより、渋谷は1〜数面に絞り、残りを新宿・池袋・秋葉原・銀座・東京駅などに分散した方が、キャンペーン全体として効率が良い場合もあります。
渋谷の主要シート広告・駅サイネージ
| 媒体名 | 料金・税別 | 特徴 |
|---|---|---|
| JR渋谷ハチコーボード | 7日:8,000,000円 14日:12,800,000円 |
渋谷駅駅舎壁面の大型シート広告。人気が高く、空き状況の確認が重要 |
| 渋谷憲章シート広告 | 14日:7,000,000円 | ハチ公広場周辺の大型シート広告。制作費込み条件の場合あり |
| 東急田都渋谷ビッグサイネージプレミアム | 1週間:7,000,000円 | 田園都市線渋谷駅改札付近の大型ヨコ型サイネージ |
| 東京メトロ 渋谷55ストリートビジョン | 7日:5,000,000円 | 半蔵門線渋谷駅B2階の約94インチ24面ジャック |
渋谷ハチ公口周辺の一部媒体は、素材審査、事前告知、SNS連動、QRコード表示、キャンセル・延期条件が厳しい場合があります。発売日や公開日と連動する広告では、事前に条件を確認してください。
新宿エリアの主要屋外広告と料金
新宿は、幅広い年代・職業・目的の人が集まる巨大ターミナルです。若年層だけでなく、会社員、買い物客、観光客、ナイトタイム需要まで含めて接触できるため、汎用性の高いエリアです。
新宿エリア 大型ビジョン
| 媒体名 | 料金・税別 | 特徴 |
|---|---|---|
| ユニカビジョン | 7日:1,000,000円 | 新宿東口の3面連動大型ビジョン |
| クロスビジョン新宿 | 7日:800,000円 | 3D放映対応。話題化やSNS拡散と相性が良い |
新宿駅構内 大型デジタルサイネージ・看板
| 媒体名 | 料金・税別 | 特徴 |
|---|---|---|
| JR東日本 新宿BBB | 7日:15,000,000円 | JR新宿駅南改札コンコースの大型空間ジャック |
| JR東日本 新宿ウォール456 | 1週間:11,000,000円 | 東西自由通路の大型ヨコ型サイネージ |
| JR新宿サザンボード | 14日:2,000,000円 | 新宿駅南口ルミネ壁面のシート広告 |
銀座・有楽町・表参道エリアの主要屋外広告と料金
銀座・有楽町・表参道は、富裕層、大人層、ファッション感度の高いユーザー、インバウンド層への訴求に向いています。ブランド広告、ファッション、金融、不動産、百貨店系の広告と相性が良いエリアです。
| 媒体名 | 料金・税別 | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京メトロ MCV 銀座駅ジャック販売枠 | 7日:4,000,000円 +シート1,000,000円 |
銀座駅構内の大型サイネージジャック |
| 東京メトロ 銀座ツインウォール | 7日:2,400,000円 | 銀座駅銀座口改札内のツインウォール広告 |
| 東京メトロ MCV 表参道駅ジャック販売枠 | 7日:1,200,000円 +シート300,000円 |
表参道駅中央改札内のサイネージジャック |
| 東京メトロ 表参道駅柱巻 | 7日:1,500,000円 | 表参道駅中央改札内の柱巻広告 |
東京駅・品川駅エリアの主要屋外広告と料金
東京駅・品川駅は、ビジネスパーソン、新幹線利用者、出張者、空港利用者に接触しやすいエリアです。BtoB広告、金融、人材、不動産、法人向けサービス、行政・観光告知などと相性があります。
| 媒体名 | 料金・税別 | 特徴 |
|---|---|---|
| JR東日本 東京中央通路電照デジタルシートセット | 7日:7,000,000円 | 東京駅中央通路の電照シート+デジタル媒体セット |
| JR東日本 東京ブライトピラー | 7日:3,500,000円 | 東京駅改札内・新幹線乗換口付近の大型媒体 |
| JR東日本 品川駅 大型フラッグ | 7日:5,500,000円 14日:8,800,000円 |
品川駅中央改札内の大型フラッグ広告 |
| JR東日本 J・ADビジョン品川駅自由通路セット | 7日:1,000,000円 | 品川駅自由通路の70インチ44面セット |
屋外広告・OOH広告の料金を見るときの注意点
ここからは、料金表を見るときの注意点を短く整理します。
1. 媒体費以外の費用も確認する
屋外広告・OOH広告では、媒体費だけで予算を組むと不足する場合があります。
- デザイン制作費
- 動画編集費
- 印刷費・出力費
- 施工費・撤去費
- 入稿・進行管理費
- 放映確認・撮影費
- 報告書作成費
特に駅ジャック、大型シート広告、複数媒体連動、大型ビジョンの動画素材では、制作・入稿・確認に手間と費用がかかります。
2. キャンセル・延期条件を必ず確認する
大型ビジョンや交通広告では、申込後のキャンセルや放映延期ができない、または厳しい条件が設定されている場合があります。
ゲーム、映画、音楽、アニメ、アプリ、イベント、商品発売など、公開日や発売日が変わる可能性がある広告では特に注意が必要です。広告だけが先に流れてしまうと、キャンペーン全体が噛み合わなくなることがあります。
3. 審査・表現ルールを確認する
屋外広告・OOH広告は、媒体ごとに審査基準が異なります。テレビCMより柔軟な媒体もあれば、かなり厳しい媒体もあります。
タレント、政治、宗教、医療、美容、金融、暗号資産、ゲーム、アニメ、肌の露出、タトゥー、比較表現、QRコードなどは、事前確認が必要です。
4. 高い媒体が良いとは限らない
料金が高い媒体が必ず効果があるとは限りません。企画内容に合っていなければ無駄になります。一か所だけで高額な費用と投下しても「何となく目立った」で終了してしまう場合があります。幅広いエリアに均等に予算を投下する考え方も重要です。
よくある質問
屋外広告はいくらから出せますか?
小規模な駅ポスターや地域媒体であれば、数万円から数十万円台で実施できる場合があります。都心の大型ビジョンや駅ジャックでは、数百万円から1,000万円を超えることもあります。
渋谷の大型ビジョンはいくらくらいですか?
媒体や組み合わせによりますが、渋谷ハチ公口周辺の複数面同時放映では、1週間で数百万円から1,000万円を超えるプランもあります。単体媒体か複数面同時放映かで金額は大きく変わります。
料金表の金額だけで媒体を選んでもよいですか?
料金表だけで選ぶのは危険です。視認性、ターゲット、放映回数、審査条件、キャンセル条件、SNS連動の可否、現地での見え方まで確認する必要があります。
OOH広告の効果測定はできますか?
人流データ、位置情報データ、インプレッション推計、来店計測、検索リフト、SNS反応などを使って、一定の効果測定は可能です。ただし、ネット広告のような完全なリアルタイム実測とは異なるため、数値の前提を確認する必要があります。
まとめ|屋外広告・OOH広告は料金表だけで判断しない
屋外広告・OOH広告の料金は、媒体によって大きく変わります。
- 100万円未満で実施できる大型ビジョンもある
- 渋谷・新宿・東京駅などの大型媒体は、数百万円から1,000万円超になることもある
- 駅ジャックや大型シート広告では、制作費・施工費も考える必要がある
- 同じエリアでも、単体媒体か複数面展開かで料金は大きく変わる
- 高い媒体でも、企画に合わなければ無駄になる
- 安い媒体でも、視認性やターゲットが合えば効果的な場合がある
料金表は、媒体選定の重要な入口です。
ただし、最終的には、料金だけでなく、ターゲット、場所、視認性、素材表現、審査、キャンセル条件、SNS連動の可否まで含めて判断する必要があります。
OOH広告全体を整理した記事はこちら
この記事では、屋外広告・OOH広告の料金表を中心に解説しました。OOH広告の基本、種類、市場規模、大型ビジョン、効果測定、SNS連動、プログラマティックDOOHまで全体像を知りたい方は、下記の記事で整理しています。
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