雑談は誰でもできる!広告営業でもう悩まない理由と実践テクニックとは

ビジネススキル・仕事術

「雑談が苦手」は広告業界でよくある悩み

広告業界の営業や代理店の仕事では、クライアントとの雑談が欠かせません。
しかし現場では、こんな声をよく聞きます。

  • 「雑談が続かない…」

  • 「何を話せばいいかわからない」

  • 「沈黙が怖い」

実際、本屋に行けば「雑談術」「会話術」といった書籍が並んでいます。ネット上にも多くの情報があります。しかし、実践できない人が大半です。
私自身も長年、クライアントとの雑談に苦手意識を持っていました。

雑談が苦手な人の共通点は「自信がない」だけ

結論から言えば、雑談が苦手な人は「会話力がない」のではなく、自信がないだけなのです。

  • 「変に思われないかな」

  • 「知ってるって言われたらどうしよう」

  • 「意味ない話かもしれない」

頭の中でこう考えてしまうため、最初の一言が出ずに沈黙してしまうのです。
その結果、打ち合わせの後で「ああ言えばよかった…」と後悔する悪循環に陥ります。

しかし、実は、この考えは「取り越し苦労」なのです。

なぜなら、相手はそこまで気にしていないんです。打ち合わせの後、相手の頭の中には別の事が占領するようになり、あなたとの会話は忘れているんです。

つまり、雑談に悩んでいる人は多いですが、実は気楽に考えて全く問題無いんです。別の言い方をすれば、あなたのことを多くの人は気にしていないんです。

雑談に「完璧な会話力」は不要

雑談に必要なのは一流のトークスキルではありません。

大切なのは、自分が知っていることを少しだけシェアすることです。
たとえば:

  • 最近読んだニュース

  • 広告やマーケティングのトピック

  • 自分が体験した出来事

これだけで会話は成立します。むしろ、気取った話よりも「ちょっとした情報」の方が相手に喜ばれることが多いのです。

この時に、相手は知っているかも?という心配もいりません。知らなかったら、聞いてきますし、知っていたら先方も話したがりますので、お互いに盛り上がるだけです。

雑談の実践テクニック:切り出しフレーズ集

初めての一言を出しやすくするために、以下のフレーズを活用してみてください。

  • 「最近こんなニュース見たんですけど…」

  • 「〇〇ってご存知ですか?」

  • 「広告業界でこんな話題が出てましたよね」

この切り口なら、自分の得意分野や仕事に関連するネタから自然に雑談が始められます。

雑談は“準備”で決まる。広告業界ネタは最強の武器

広告業界にいる人は、すでに雑談の“ネタの宝庫”を持っています。
例えば:

  • 「今週のOOH(屋外広告)のトレンド、見ましたか?」

  • 「電通が出した最新調査、面白かったですね」

  • 「最近クライアントが気にしている広告手法って…」

こうした“業界時事ネタ”はクライアントとの距離を縮める最高の雑談材料です。

雑談ネタの探し方は今の時代“簡単”です

雑談に使える話題は、今の時代とても簡単に見つけられます。とくに広告業界にいる方なら、日常の情報収集がそのまま雑談のタネになります。

① 業界ニュースサイトを1日1本読む

  • AdverTimes(宣伝会議)

  • MarkeZine

  • 日経クロストレンド
    通勤中に1記事チェックするだけで、その日の打ち合わせに使える新鮮な話題が手に入ります。

② 調査データや白書をストック

  • 電通「日本の広告費」

  • 博報堂生活総研のリポート

  • 官公庁の調査資料
    数字は会話の強い武器。「意外とこうなんですよ」と一言添えるだけで相手の記憶に残ります。

③ 街や電車で見かけた広告をメモ

OOHや電車内広告は絶好のネタ。「あの広告見ました?」と聞くだけで自然に会話が始まります。

④ SNSでバズっている広告をキャッチ

X(旧Twitter)やInstagramで話題になっているCMやキャンペーンは共感ネタに最適。相手も知っている可能性が高く、盛り上がりやすいです。

⑤ クライアントや業界の動きを把握

  • クライアント企業のプレスリリース

  • 専門誌や業界紙の記事
    競合情報や新商品ネタは、営業トークに直結する“実用的な雑談”になります。

明日からできる雑談準備3ステップ

雑談ネタは「習慣化」で簡単に蓄積できます。

  1. ニュースを1本読む(業界サイトからピックアップ)

  2. 街で気になった広告をスマホで写真保存

  3. SNSでトレンド広告を1つチェック

これだけで、常に“引き出しのある人”になれます。

結論:雑談は慣れと仕込みで克服できる

雑談が苦手な人ほど「完璧な会話」を求めてしまいます。
しかし本当に必要なのは、事前に1〜2個のネタを準備しておくことだけです。

  • 打ち合わせ前に業界ニュースをチェックする

  • 自分の得意な話題を一つだけ決めておく

これを繰り返すことで、自然と雑談が苦にならなくなります。
気づけば「雑談が苦手だったことすら忘れていた」状態になるでしょう。

続いて、ざったいNGな雑談11選、雑談からクロージングまでの秘訣に続きます。

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